「
必死剣鳥刺し」、見てきました。
藤沢周平作品の映画化が続いています。
短編が多いし、人気もあるので作りやすいのかも。
今回はチャンバラにかなり焦点が当たっています。
最後の十何分か、かなりリアルな立ち回りがあります。
藤沢作品というと、人情系が多いので、その味わいを意識して行くと、少しはぐらかされるでしょう。
「隠し剣孤影抄」「隠し剣秋風抄」シリーズは、チャンバラ話といえばそうなので、素直な受け取りかたをして作ったともいえるのですが。
ただ、そうするほど、山田洋二が「武士の一分」「隠し剣鬼ノ爪」「たそがれ清兵衛」で見事に表現した藤沢作品の味にくらべて、逆にこじんまりした感じに見えてしまいました。