ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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龍馬伝見てます 2

見ながら、こんなことを考えました。

天皇の統治を正当とする史観は、水戸系の学派によって、それなりに広まっていたのでしょう。
しかし、黒船が来てからの、幕府の混乱の態がなければ、倒幕論までには至らなかったのだろうと思うのです。

幕府が、実は変化の時代を統治する能力を失っているということが、その後のドサクサで、すっかりあからさまになっていったということでしょう。

そこで、統治能力をどこが担うか、どんなシステムにするのがよいか、が大きなテーマとして、ずっと問いかけられていたのでしょうね。

皆、勝手なことを言ったわけです。
本当のところがわかっていなくても、そんな話をすることが流行になっていたと思います。

特にはじめの頃は、イデオロギーなどというには、あまりにも稚拙な議論だったはずです。
いろいろ言い、戦わせるうちには、少しずつ現実性のある話になっていったのでしょう。

結局、明治に至っても、明確な構想を持った人はいなかったのではないかと思います。
知識、見識の断片が、現実の試行錯誤を通して、カタチになっていったのです。

さて、坂本龍馬は何をした人なのかと前にも書いたことがありますが、そんな混乱した議論の渦の中で、あれがいいんじゃないかと、流れを見通す目と方向を示す力を持っていたのが、坂本龍馬だったのではないでしょうか。
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by 50TEMPEST | 2010-08-24 07:02 | 見て聞いて考えた