ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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ワタミ会長 渡邉美樹氏のキャリア観

・・・・入社を希望する学生さんと話をすると、仕事とは労働を切り売りして、その対価としてお金をもらい、それを楽しみや家族を守るために使うという考え方を強く感じます。
そこから「仕事は辛いもので、基本的に仕事はしないほうがいい」とか「少ない労働時間で高い給料をもらいたい」という考え方が感じられます。でもそれは間違っています。

働くことは苦痛ではなく、仕事は生きることそのものです。
なぜなら、生きている時間、人生のほとんどは仕事をしているからです。その仕事を楽しいことと思わず、好きなことを仕事にしなくて、何が人生かと思います。
そして、人は仕事を通して社会との関わりが生まれ、自分の人生をつくり上げていくのです。
仕事をする上で大切なことは、仕事に使命感を持つことです。自分がやっている仕事に使命感がなかったら、単にお金を稼ぐ手段にしかならないから、つまらない人生になってしまいます。
(中略)
私は、人は、みんなが幸せになることで幸せを感じると考えています。ですから、お金や物は二番目でいい。本当に大事なものは、お金では買えません。では、何をもって幸せとするか、です。
私どもの社員は、ふつうの人の2倍、3倍働いていると思います。それは仕事を通じて人間的成長や自己実現を図ろうとするからです。会社は、その場を与えるだけで、あとは自分たちで努力すればいいのです。
(以下略)


・・・・夢が日々努力する最大の動機づけになるのです。その努力を通して人間的に成長するし、人間的に成長すれば夢も進化し、さらに大きな夢を持つようになります。
どんなに大きな夢でも、本気に思い、実現したときの自分の姿をイメージできれば、実現する可能性は十分あります。夢が大きいほど多くの努力が必要ですから、それだけ成長の幅も大きくなります。

さらに、物欲や名誉欲から離れて、一段高い夢を見つける方法は、自分の役割を意識することです。
・人生や仕事において、自分が果たすべき役割とは何か
・このことをやり遂げたら、死んでもいいと思えることは何か
・自分が、もっと社会や会社に貢献できることは何か

と自分に問いかければいいのです。

なかなか答えが出ない人は、「他人に関心を持つ」ことからはじめてください。
マザー・テレサは「愛の反対は無関心」と言っています。他人に関心を持つことで、夢が生まれます。
たとえば、世界には飢えに苦しむ子どもたち、満足な教育が受けられない子供たちがいっぱいいることに関心を持てば、人の幸せを考えるようになるし、自分は何をすべきか、自分の責任がわかってきます。
(以下略)

         NHKテキスト 「仕事学のすすめ」夢を実現するマネジメント・渡邉美樹 より

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人は生きている間、何らかの仕事をするのです。
人生に占める仕事の割合は、その充てている時間以上に、大きいと言えるでしょう。

そして、人は自己実現を望みます。
自己実現は仕事を通して達成されるのですね。

彼は、「やるべきこと」を、「やりたいこと」に重ね、さらにそこに向けて、「やれること」を重ねていきなさい、と言っているように思えます。
キャリア論から見ても、理にかなっています。


ワタミの渡邉氏ほど、明確な哲学を持ち、そこからぶれずに活動している人は、なかなかいないでしょうね。
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by 50TEMPEST | 2010-09-25 14:27 | 見て聞いて考えた