ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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スキルということ

私の母親の話です。

胃がんをはじめ、大きな手術を4回しています。
病気に対しては、果敢に対応する人間です。

その他、父の大病にも3回ほど付き添っています。
その意味では、病気慣れ、入院慣れしています。

母の言うには、手術の後は、咳の出る時期が必ずある。
それがとても苦しく、何とかそれを乗り越えるにはどうすればいいか、考えたそうです。

そのうちに、それなりの対処の仕方ができるようになったと言います。
薬に対する要求、こらえ方、など。

点滴などよく見て、この薬の後はこんな症状が起こる、看護師はああ言うが、実はこのためのものに違いないなどと、的確に分析しています。

また今は手術後すぐに動くことを指示されますが、1回にたくさん動くのはつらいので、ほどほどにしておき、そのかわり時間をおいて2回にするなど、看護師に提案するのです。

医師の指示を受けて、しゃくし定規に薬を投与してくる看護師に対しては、別の看護師を選んで医師に要望を伝えてもらったりもします。

医師からの指示の本質をとらえつつ、自分の体を必要以上に苦しくはしない方法を、母なりに会得したわけですね。


これって「スキル」だと思います。
手術を乗り越えるスキル。

何かをうまくやる、習得された力を「スキル」といいます。
スキルとは何か、言葉で定義的に表現しても、もうひとつピンとこないのですが、細かいノウハウがうまくまとまり、いつも使えるようになっている、こうしたものがまさにスキルなのですね。
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by 50TEMPEST | 2010-09-28 10:27 | 見て聞いて考えた