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ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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官房長官

官房長官というポストは、おいしい役ですね。
他の大臣は、往々にして、誰がなるというのは関係なく順繰り就任だったりするのに対して、これだけはまず先に決めて、パートナーにしますね。

アメリカのような報道官とは、ちょっと違う。
もっと番頭さん的な役ですかね。

メディア露出も多い。
やりようでは、ずいぶん顔と名前を売れます。

Wikipediaではこう記されています。
(引用開始)
内閣官房長官は、内閣官房の事務を統轄し、所部の職員の服務につき、これを統督する(内閣法13条)。
ただし、内閣官房の内閣法上の主任の大臣は内閣総理大臣である(内閣法23条)。

具体的には、以下のような役割を果たしている。

1. 内閣の諸案件について行政各部の調整役。
2. 同じく諸案件について、国会各会派(特に与党)との調整役。
3. 政府(内閣)の取り扱う重要事項や、様々な事態に対する政府としての公式見解などを
   発表する「政府報道官」(スポークスマン)としての役割。

執務室は総理大臣官邸5階にあり、特別職の国家公務員である国務大臣秘書官1人が割り当てられている。
閣議では進行係を務める。
官房長官の権限は強く、他の国務大臣の管轄の内容についても調整という形で関与することができる。

内閣府設置法に基づき内閣府(大臣委員会及び特命担当大臣の所掌部署を除く)の事務の総括整理も担当する。
(引用終わり)

ちなみに、内閣総理大臣臨時代理予定者第1位でもあるそうです。
また、「政府首脳によると」と報道されている場合、慣例的に官房長官を指します。

記憶に残る人というと、後藤田正晴氏、野中広務氏ですかね。
切れ者の仕事師という意味では、この人たちを記憶します。
実力がありながら、首相にはならずに、実務面で首相を支えました。

小渕恵三氏も「平成」とともに、いつも思い出されますね。

今回の震災では、枝野幸男氏は精力的に表に出た印象があります。
記者から「寝てますか」と聞かれるぐらい。
若い人に代わっていてよかったかも。

仙谷由人氏は、がん手術を受けた方なので、やはりこんな時には不安が残る。
仙石氏が、今度は官房「副」長官になったのは妙な形ですが、裏で実権をふるっているそうなので、案外いい形なのかもしれません。

枝野官房長官の説明と応答は、言葉を選びながら平板に話すところ、表情が変わらないところが政治家っぽくて(元役人かと思ったら弁護士)、私は好きではありませんが、今回のようなことで見続けると、それが安心感を与えた面もあるかな、と思います。
by 50TEMPEST | 2011-03-27 11:06 | 東日本大震災