バスの中で出会った、子連れの若いお母さんの話です。
Aさんとしましょうか。
やはり子連れの、別のお母さんと、ご一緒でした。
Bさんとしましょう。
AさんとBさんは、幼稚園のママとものようです。
Aさんの子供に、Bさんの子供が何かしてあげました。
Aさんは、「~ちゃん、ごめんねえ」
Aさんに、Bさんが何かしてくれました。
脇を通してくれたという程度のことです。
「~さん、ごめんねえ」
そういう時、日本語では「ありがとう」というのだと思うのですがね。
おそらくは、「すみません」が変形したのではないかと思い当たりました。
今、感謝をあらわす「ありがとうございます」の代わりに、「すみません」ということが多いですよね。
これは「(お気づかい)恐れ入ります」という、ヘリ下った表現が、簡単な形に変化していったのではないかと、考えています。
それがさらに、くだけたつもりで、「ごめんね」になったのではないか。
しかしそれにしても、そんなに謝りまくるのは、成育歴的に何かあるのではないかと思ってしまいます。