仕事柄、モチベーションには関心があります。
私としては、「モチベーション」というカタカナ言葉が好きではないのですが、さればと「動機づけ」などと言っても、ピンとこない。
何かいい言葉はないかな、と思うひとつです。
しかし、最近は、若い人やほんとうに普通の(失礼)人もよく使うようになったようです。
そんな場面に出会うと、私はけっこう「へえ」と関心しています。
モチベーションをテーマにした本を読んでも、この先生は体でわかっているのかしら、と思うことさえあるのです。
さて、先人はすばらしい言い方をしています。
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人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。
みずから
動きたくなる気持ちを起こさせること――これが、秘訣だ。
人を動かすには、
相手の欲しているものを与えるのが、唯一の方法である。
・・・デール・カーネギー 「人を動かす」より
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マネージャーなどが知っておくべき原則ですね。
もちろん、「ではどうやるか」が次の大きな問題です。
専門的な言いかたをするなら、相手の欲しているもの、つまり欲求に対してどう誘因を作るか、ということになるのですが。
まずは人間の欲求についての理解が必要で、さらに目の前の相手の欲求にもピントを合わせて見る努力が必要になります。