年中行事としての人事考課をやめてしまったらどうなるか、シリーズで考えています。
今の一般的な考課を、社員はどう感じているのでしょうか。
視点を変えて、ある若い社員の立場で考えてみます。
◆昇給
給料はちっとも上がらないものだ、と思っています。
特に近年は。
上がるのは、毎年数百円。
けっこうがんばって仕事をしているつもりですが、それほどとは思えない同期とは、額にしてわずかの違い。
これがAとかBの差なのでしょうか。
上の人は、がっちりつかえてる感じだし、いつまでもこんな程度の伸びだと、将来どうなるんだろうと思ってしまいます。
年金が不安だから自助努力しろなんて、雑誌なんかに書かれていますが、ちっとも残りません。
結婚したら、妻にも働いてもらわないと、やっていけるか心配。
いろいろチャンスがあって、それが評価されるなら別ですが、そうでなければ、給料については、ある程度年功で上がっていくのも悪くないな、と思っています。
◆賞与
ボーナスはまあ安定的にもらえてるだけ、ましかなと思います。
期末の面接では、課長から、いい評価にしたと言われています。
確かに、同期では一番らしいのは、少し鼻が高いです。
でも、一番気になるのは、前回より額が増えたか減ったかです。
がんばったのが、そこに結果として現れている気がしますから。
今年は、目標額も達成して、絶対いいと思っていたんですが、会社全体の業績がよくなかったとかで、むしろ減ってしまったのでガッカリです。
これって、どうなんでしょう。
課長に認めてもらったのが、せめてもの心の支えですね。