年中行事としての人事考課をやめてしまったらどうなるか、シリーズで考えています。
今の一般的な考課を、社員はどう感じているのでしょうか。
視点を変えて、ある若い社員の立場で考えてみます。
◆昇格・登用
偉くならないと給料は上がらないんだというのが、仲間たちとの間の結論です。
とはいっても、課長たちが疲れた顔してるのを見ると、ストレスと交換で少しぐらい上がってもなあ、と思います。
ひとりでやってる分には、今でも何とかなってるし・・・。
一時、期待の星と言われた先輩が、一回大きなミスをしてから、いつまでたっても昇格しないのです。
そんなものなんですかね。
もうポイントは挽回したと思うのですが。
ま、上のポストはつかえてるから、よほど目立たないと、自分に順番は回ってこないでしょう。
毎年、地道ながら結果は出してるつもりですが、それってどうなってるんでしょう。
自分よりパッとしないやつが昇格したことがあります。
本筋でない部門で、人はスカスカなんですが。
自分は本筋の部門で、仕事に感触はあるんだからと理解しているつもりですが、本音は少しおもしろくない。
ぜんぜん先が見えません。
◆異動
先輩が、家を買ったとたんに、地方転勤になりました。
やはり、サラリーマンの都市伝説ですね。
毎年の面接でわかっているはずなんですけど、そんなものなんですね。
いつか自分が持ったときには、何とかまぬがれたいです。
異動は、どうやって決まるんでしょう。
よくわからない。
優秀な人は案外動かないように見えます。
いなくなってほしい人も動かない。
できれば、慣れた仕事からは変わりたくないです。
お客さんと話も通じるようになって、おもしろいことをしかけたいね、と言い合ってるところですから。