青森のリンゴ農家、木村秋則氏の本は感動的です。
農薬で健康を害するやり方に疑問を抱き、薬や肥料に頼らない自然農法に転換を志した彼は、何年も何年もうまくいかずに、キャバレーのバイトで食いつなぎました。
バカ扱いされ、塗炭の苦しみの中で、母親に言われた一言。
お前も、雑草や石ころのように 強く生きていけばいい
を心の糧に辛抱し、土壌改良を続けました。
彼の努力は、ついに見事に花を咲かせます。
今でこそ、そんなやり方は、あちこちに見られるかもしれませんが、パイオニアの辛さは並大抵ではないと思います。
木村さんがさらにすごいのは、それに耐え切ったばかりでなく、やり方を本に書き、あちこちで講演や指導をし、広げているところです。
NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀」言葉のチカラSP
2011年3月28日放送
プロフェッショナルに勇気をくれた言葉