ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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よしきり

『大利根無常』

  利根の 利根の川風 よしきりの
   声が冷たく 身をせめる
    これが浮世か
     見てはいけない 西空見れば
      江戸へ江戸へひと刷毛 あかね雲

  「佐原囃子が聴えてくらァ 想い出すなァ
  御玉ヶ池の千葉道場か
  ふふふ、平手酒造も今じゃやくざの用心棒
  人生裏街道の枯落葉か」


  義理の 義理の夜風に さらされて
   月よお前も 泣きたかろ
    こころ乱れて
     抜いたすすきを 奥歯で噛んだ
      男 男泪の 落し差し

  「止めて下さるな妙心殿
  落ちぶれ果てても平手は武士じゃ 
  男の散りぎわだけは知って居り申す
  行かねばならぬ、行かねばならぬのだ」

  瞼 瞼ぬらして 大利根の
   水に流した 夢いくつ
    息を殺して
     地獄詣りの 冷酒飲めば
      鐘が 鐘が鳴る鳴る妙円寺

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子どもの頃にはやった、三波春夫の名曲。

先日、近江八幡に旅して、和船で湖水めぐりをしました。
舟をこぎながら、船頭さんが「よしきり」のことをいろいろ教えてくれました。

わがカミさんが、
「よしきりっていえば、そんな歌があったね」と言い出し、
そういえば、と思い出したのが、この歌。

我々が、そんな話をしていると、
同乗の、定年後とおぼしき男性も、
やっと思い出してくれました。
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by 50tempest | 2012-08-23 16:09 | 見て聞いて考えた