人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

igarashi.exblog.jp
ブログトップ

拮抗禁止令、ドライバー、ストッパー、禁止令

交流分析は、一般的に使われる言葉を使って概念を説明します。
また、先生方も、よりわかりやすくという思いからか、厳密な定義にはあまりこだわりません。

ですから、たしかにわかりやすい半面、誤解も生じやすいという欠点があります。

同じような問題意識を持っていらっしゃるらしい文章を見つけたので、転載しておきます。

てれぱるすさんのサイトから ----------------------------------------------------------------

◆拮抗禁止令とドライバー、そしてストッパーと禁止令の関係

ドライバーと拮抗禁止令について
主に両親やその役割に準ずる人達のPから言語メッセージによってPに幾度となく与えられたものであり、この時点では拮抗禁止令(対抗指令)と呼ばれている。
本来、この拮抗禁止令は禁止令に拮抗(禁止令の働きを制御する働きをする)した役割を担うものであり、禁止令が弱い状態であると社会生活を営む上での大きな助けとなる場合もある。

 この中で強いメッセージとなり結果的に脚本を推し進めてしまう可能性を持つ"駆り立てるもの"をテイビ・ケイラーがドライバーと名付けた。
 ドライバーは主に5つから構成されていて、完全であれ・他人を喜ばせろ・一生懸命にやれ・強くあれ・急げという意味合いを持ち、これらのメッセージにより何故かしら夢中になり、我を忘れて行動をしている場合がある。

人より早く仕事が出来たり、人よりも優れていたりすると何故かしら誇らしげな気持ちになったり、充実するというのは、このドライバーが働いている場合がある。
簡単に言うなれば、拮抗禁止令が無意識に作用する状態に変化したものでありポジティブな状態では感情を押さえ込むことなく成長を手助けする場合もある。

逆にネガティブな状態となると、ドライバーの指令を実行する為に感情を押し殺して無意識に駆り立てられて時間を過ごし、時には禁止令と同様に成長の阻害を起こす可能性を持つ。

よって以下のような関係が成り立つ。

拮 抗 禁 止 令   ≧   ド ラ イ バ ー   ≠   ス ト ッ パ ー   ≒   禁 止 令
過剰な脅迫的指令があると → ネガティブに変化 ―→ 感情の抑圧 ―→潜在意識への書込み

ストッパーについて
 前述したドライバーがネガティブに働いた状態で尚且つメッセージ自体がPからCへと移行し禁止令的なメッセージなるとストッパーと呼ばれるものになる。これは禁止令にも似た役割を演じて、行動や思考を規制する。
 何故、かりたてるものが行動を規制するのか・・・それはあまりに強い命令があると、Cの中で逆転が生じて拒否が発生する。それでも継続せざるを得ない場合、Cの感情を無視して行動を続ける。例をあげるなら、「目標を達成する君こそ価値ある社員だ!=他人を喜ばせろ」というドライバーに刺激を与える。このような社会でよく使われている条件付肯定的ストロークが、状況や目標値の変化により目標達成が困難となると、裏面交流のメッセージ「他人の条件を満たせないお前は、価値がない=自分の要求をするな・感情をだすな」とストッパーに変化する。自分の能力を超える事柄や未経験の物事に、完全を求められたり、急がされたり、強さを求められたりして、ドライバーによる駆り立てを受けても満たされる可能性がない場合、心は強迫的圧力を受け、幾度も感情Cが沸き起こるたびにストッパーが抑圧をかける。それらの繰り返しにより幼児期に書き込まれた禁止令同様、ストッパーは感情Cに書き込まれる。このために以下のようにドライバーのネガティブに変化したメッセージ自体がストッパーになり、禁止令的な表現と変化する。

ドライバー       ストッパー            禁止令

完全であれ      ⇔  ありのままであるな  ⇔ 何々するな・存在するな・重要であるな・
他人を喜ばせろ   ⇔  自分の要求をするな  ⇔ 成長するな・子供であるな信用、愛するな
一生懸命にやれ  ⇔  楽しむな          ⇔ 成長するな・子供であるな・考えるな・感じるな
強くあれ         ⇔  感情を出すな      ⇔ 成功するな・お前であるな 等の12ヶ
急げ            ⇔  自由であるな      ⇔ 健康であるな・所属するな・


 この自分Pの中のCP(ドライバー)により、自分の感情Cに送られてFCを押し込め強烈な否定的命令はネガティブなACに送られ幼児決断と似た形で禁止令に似たストッパーとなる。又、ストッパーは禁止令とは違ってドライバーとの関係がある為に、比較的発見しやすく解除しやすいものであるといえる。

禁止令
禁止令は親もしくは親的な人間の感情Cから発せられた、非言語メッセージをCで受け取ったもので、グールディング夫妻により12の禁止令リストが作成された。
この禁止令というものは、幼児期に親の都合により与えられた不公平で否定的な意味合いを持つ感情Cのメッセージで、主に非言語メッセージにより、恐怖や恐れと一緒に感情Cに植え付けられる。
事あるごとに矛盾した禁止令を実感した場合、幼児決断を繰り返し人生にネガティブに作用して、ドライバー・拮抗禁止令をネガティブに変化させる事もある。
by 50TEMPEST | 2012-10-09 13:53 | 日々の交流分析