ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

igarashi.exblog.jp
ブログトップ

「東京家族」見てきました

「東京家族」見てきました。
泣けました。

リメイクといえばリメイクなのですが、これはこれで立派な、山田洋次監督の後期の代表作と言われるだろうと思います。
若いころから、「東京物語」を教科書にして、俺ならここはこう撮る、などと考え続けていたのではないか。

「東京物語」には、わかりにくさがあると思っています。
小津安二郎監督の美学というか、画像に描き切らないところがあるのです。

そのあたり、しっかりドラマとして構成してくれています。
場面、演技など、脇役の、細かなところにまで、神経のゆきとどいているのです。

それでいて、ひとつのセリフを、役者を真正面からしっかりとらえて言わせたり、セリフとセリフを重ねないリズム感など、小津監督風の味を敢えて出しています。
小津監督に捧げるというメッセージもわかります。

吉行和子が、特にいい。
さりげなく、血の通った人間を描き出しています。

都会に住む者として、自分自身の生き方もつきつけられるところがあります。
心洗われる映画でした。
[PR]
by 50tempest | 2013-02-02 07:41 | 見て聞いて考えた