ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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九分十分の勝ちは味方大負けの下作なり

六分七分の勝ちは、十分の勝ちなり

 八分の勝ちは危うし

  九分十分の勝ちは味方大負けの下作なり

                      徳川家康

徳川家康がすばらしい作戦で鮮やかに勝ったなどという話は聞きません。
むしろ、大きな勝ちをとる人のような気がします。

この言葉からは、いくつかのことが読み取れます。

完勝してしまうと、自軍はこのやり方こそベストと思い込んでしまいがちである。
勝ちは、どんな場合でも、微妙な要素も働いた結果なのだから、そのあたりをよく吟味し、後に役立てるには、多少きわどい勝ちぐらいがよいのだ。

完勝してしまうと、その流れで、相手を追い払い、城や国を占領してしまわなくてはいけない。
そのためには人手もとられる上、うまく統治しないと、それでなくとも恨みをかいやすいので、むずかしい。
それよりは、うまく恩を着せて相手を救ってやれば、既存の体制を活用できるうえ、将来的に味方として動員できるからよいのだ。

どんな意味で言ったかは知りませんが、さすがというべきでしょう。
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by 50tempest | 2013-06-07 07:26 | どこかで知った名言・至言