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ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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相手は鏡

自分と違う点を相手に見て、嫌うということがあります。
「彼はどうしていつもああなんだろう」、
「彼女はどうしてこんなことができないんだろう」といった調子です。

私自身、多少の勉強(特に心理学関係)をしたこともあり、
「この人は、どうしてそんなに窮屈な考え方をするんだろう。どうしてそんなことにとらわれているんだろう」などと思うことはしばしばあります。
そして以前は、自分が何とかしてやろうという思いを持ったものです。
しかし今はだいぶ考えが変わり、直接影響力を及ぼそうとしてもだめなのだと思うようになりました。ではどうするのかと言われると、決め手がないのですが・・・。

相手は鏡なのだそうです。
相手に嫌な面を見るということは、自分の中にある嫌な面を見つけてしまうことなのだそうです。
自分が嫌だと思う要素は自分自身も多かれ少なかれ持っています。でもそれは普段見ないようにしているのです。自分の中にあるからこそ、その要素については敏感になっていて、相手の中にそれを見つけやすいのです。いったん見つけてしまうと、その部分に焦点を当ててみるようになりますから、ますますそれが気になるというわけです。

自分に起こる心の動きについて、まだまだ納まりはついていませんが、
・ある面に焦点を当てすぎず、多面的な存在として相手を見る。
・自分の投影である、その嫌な面を、自分自身について変える。
少なくとも、この2つには努力しているつもりです。
by 50TEMPEST | 2005-04-13 12:22 | コーチング,カウンセリング