敬語の指導をするとき、ポイントは次の6つです。
1.基本語に絞ること
たくさんの言葉を覚えさせようとしてもダメです。
日常的によく使う言葉にしぼることです。
たくさん覚えようとしても効率が悪いのは、言うまでもありません。
土台をつくることができれば、ボキャブラリは次第に広がります。
2.口に出させること
頭で考えて答えられるのではだめです。
まして、紙に書けても役に立ちません。
考えずに、口に出てくることが必要です。
ということは、何度も口に出して身につけなければなりません。
3.用例は、日常的なものに近くすること
覚えたら、使う機会がたくさんあるとよいのです。
日常的に耳にする機会、使える機会があれば、学ぶことにモチベーションが上がります。
また、違いを修正するためのフィードバックも得られやすいというものです。
4.否定しないこと
大人だって、誤って覚えていることはたくさんあります。
知らなくてOK、違っていてOKなのです。
だから皆で学び合うのだ、ともに学ぼうよという空気が、学ぶ気持ちを支えてくれます。
5.楽しむこと
ゲーム化して学ぶと、楽しく身につきます。
楽しいという感情は、人間の本質的なものだと思います。
そして、その感情にひたりながら学ぶと、身に付きやすいのです。、
6.たくさん聞くこと
正しい敬語、美しい敬語を聞く機会をできるだけ増やしたいものです。
これが最もむずかしいのですが。
古典演劇に触れるのがよさそうに思います。
耳ができれば、よい悪いの判断ができます。
正しい敬語が耳に残るようになります。
☆
敬語トレーニングカードのご注文はこちらから
クリックしてくださると、注文フォームが出ます。