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ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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I'm OK・・・あるセミナーで

以前、アサーションのセミナーでAさんに会いました。アサーションが何であるかなど知らずに参加した私にひきかえ、積極的に手を挙げたり質問したりする、仕事のできそうな若い女性でした。彼女は、上司との間があまりうまくいってなくて、仕事の企画を認めてもらえないことに問題を感じていました。今思えば参加の動機もそのあたりにあったのかも知れません。

しかしオジサンの私(上司の方より多分甲羅を経た)の目からは、Aさんのほうが、肩に力が入って目が吊上がっているように感じられました。もう表情からさえ、彼女の着ている鎧がうかがわれました。現象面に反応して「問題」にカリカリするよりも、上司からその反応を引き出してしまっているのが何なのか、ふりかえってみることのほうが大事ではないかと思いました。

セミナー終了後、感想とアドバイスをメールでお送りしました。ずいぶん迷ったのですが、「アサーションのセミナーだったのだからな」と思ったのです。
すぐご返事が来ました(その事実だけで、彼女の有能さが現れています)。丁重な、でもまあ「大きなお世話」と言わぬばかりのものでした。予想された反応でしたから、「やっぱりな」で、別に気は悪くしませんが、メールのむずかしさ、アドバイスのむずかしさを学びました。むしろ彼女のほうの気を悪くしてしまったかなと少し気になりました。

交流分析に4つの「基本的立場(Life Position)」という考え方がありますが、
 第1の立場 I'm OK , You're OK.
 第2の立場 I'm not OK , You're OK. (自分が悪いからうまくいかないと考えがち)
 第3の立場 I'm OK , You're not OK. (相手が悪いからうまくいかないと考えがち)
 第4の立場 I'm not OK , You're not OK. (人生は絶望的だと考える)
あのときの彼女は第3の他責的な立場がベースであり、もし目的を持って学びに来られていたとすれば、第2の自責的な立場をとりかけていたのかもしれません。
今はどうしてらっしゃるか。自分に自信をつけられ、第1の立場になられていればいいなと思います。


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by 50TEMPEST | 2005-11-20 09:48 | 日々の交流分析