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ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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子供心の高め方をめぐって

心のエネルギーバランスであるエゴグラムを調べたら、思いのほかFC(自由な子供心)が低かったので、少し自我状態の補正を考えました。
処方としては、ダンスのようなもので身体を動かす、音楽や絵など芸術にふれる(自分で表現をするともっとよい)、ペットと遊ぶ、などが定番です。

今回私は「遊ぶ」時間をふやすことでFCを強化しようと考えました。その具体策のひとつとして、カミさんと映画ナイトショーデートをし、「博士の愛した数式」、「The 有頂天ホテル」を楽しみました。今度は何にしようか、夫婦で楽しめて結果にもつながる、自分としては名案だと思っていました。

ところが、このことを交流分析を知る人に話したところ、何人かから意外な反応が返ってきたのです。
ある人は「それってA(分析計算の大人心)がかなりありませんか」と言い、ある人は「少しNP(優しい母的な心)が入ってますね」と言います。少し心外でした。
言われて見れば分析的に見る性向はあり、後でブログなんかも書いていますので、Aが皆無ではありませんが、でも見てるときは楽しんでいます。
カミさんに対するいたわりもなくはないので、その点はNPですが、そんなことより若かりし頃に戻って二人でノリノリのつもりだったのです。

なぜこんな反応が返ってきたのか、考えてみました。
ひとつは私の説明のしかたに、そう感じさせるものがあったのでしょう。私の言い方なり、言葉の選び方なりが、見る映画を冷静に選んでいるといった感じを与えたと考えられます。
また、聞く側の、映画や配偶者に対する考え方が反映したこともあったでしょう。たとえば、おっしゃった人と私とでは、夫婦間の関係性が違いますから、夫婦一緒に映画を見に行くという行為がどんな気持ちをともなうものか、そのあたりが受け取る文脈の違いになったのでしょう。

自分のFC強化策自体は、私の心の問題なので、私がそのつもりでやっていればそれでよいことです。しかし、たまたまそんなことをきっかけに、コミュニケーションのプロセスを考える機会になり、おもしろいものだと感じました。

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by 50TEMPEST | 2006-03-20 07:45 | 日々の交流分析