ホンダの「スーパーカブ」というバイクが、もう50年もあの形で作られていることをご存知でしょうか。最近、本田技研創業期の大番頭、藤沢武夫さんのことを調べていて、色々発見がありました。
今、「カブ」というだけで、あの50ccバイクを誰もが思い出します。しかし、もともと「カブ」というのは、自転車そのものに補助エンジンをつけたものです。次の世代が、あの「スーパーカブ」です。
そうそう、小さい頃、自転車の後輪に小さいエンジンをつけたものが走っていましたね。
突然甲高いエンジン音に振り返ると、出前の小父さんが走り出したところだった、なんて覚えがあります。
戦後の物のない時代、本格的なバイクよりも、あんな自転車にニーズがあったのでしょうね。今でも法律に「原動機付き自転車」なんて言葉があると思います。
エンジン付き自転車にも複数のメーカーがあったのでしょうが、写真で見ると、ホンダの「カブ」は私の記憶にあるものよりスマートです。そこが売りだったようです。
エンジン付き自転車はある頃からパタリと見なくなりましたから、つまり「スーパーカブ」に席巻されてしまったのでしょう。
「スーパーカブ」は藤沢武夫のアイデアをもとに、本田宗一郎のデザイン力と技術力が、ロングセラーとして結実したのです。
販売開始は1958年だそうです。私が5歳の時です。
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