折々の話題からふと思い出す昔の話を記録しています。
鯨の問題がまた燃え上がり始めてますね。
小さい頃、鯨肉はよく食べました。
まずベーコンというやつ、白い脂身と筋と肉とが三層になって、ぐるりが赤く染められたものです。函館では「ウネスハム」と呼んでました。
我が家では父親が大きなブロックで買い置いてましたので、常備食の扱いでした。今は高級品ですね。
給食では、鯨の竜田揚げがよく出ました。今思って、そうおいしい物でもありませんが、私の頃のメニューはおいしくないものが多かったので、子どもには人気メニューのうちでした。
南氷洋の捕鯨船団の話や、捕鯨砲のモリの話なんかが教科書に出ていたくらいで、産業として鯨とその周辺が持つ意味は大きかったのですね。
たんぱく質としても、日本人の身体作りに貢献してくれたことは、間違いないでしょうね。
正直言って、鯨だけがエキセントリックなキャンペーンの対象になるのは理解できないのです。しかし、鯨という鯨がすべて絶滅危惧種であるなら、今の日本人にとって、それでも何でも食べたいというものでもないでしょう。伝統的な食材として、落ち着くところに落ち着いてほしいというところです。
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