私が50歳ということは、会社には上に10年分の先輩たちがいることになる。
私たち昭和28年組は、団塊の世代のしっぽ、あるいは次世代とのはざまの世代ということになっている。
これから10年間、どこの会社でも、団塊の世代が定年を迎えて去っていくということだ。
団塊の世代が基礎を作ったり、発展させたりした会社は多いと思う。
仕事というものが人手で汗をかいてこなすものであった時代から、1人1台のパソコンでこなすものになった時代まで、ずっと見つづけてきた先輩たちの、体に蓄積された経験知は継承されているのだろうか。