日本経済新聞4月21日NIKKEIプラス1「何でもランキング」より
20代以上の既婚女性1030人の調査
●夫に言われて傷ついた一言
1 「君も太ったね」
2 体調が悪いのに「ごはんはないの?」
3 「家にいるんだからヒマだろ?」
4 「片づけが下手だ」
5 育児などで手伝ってほしいといったら「仕事で疲れているんだ」
6 「うるさい」
7 話し方について「しつこいな」
8 「誰のおかげで生活できているんだ」
9 「で、結論はなに?」
10 「おれの金を自由に使って何が悪い」
11 「君には関係ない」
12 子どもの素行の悪さについて「お前に似たんじゃないのか」
13 「もっと効率よくやれば」
14 子どものことを相談して「どうでもいいじゃないか」
15 「うちの親の悪口はいうな」
* *
「夫」族は概して、こう考えています。私自身の経験および周囲の観察にもとづきます。
・生活を維持するために、経済的な面の責任は男が背負うべきだ。
・だから、職場で嫌なことや辛いことがあっても耐えるべきだ。
・家のトップとして、家庭をうまく経営し、妻子を適切に導くべきだ。
その結果として、こう思っています。
・稼ぐために、日々しんどい思いをして仕事をしているのだから、それを察してほしい。
・仕事で頭が一杯なのだから、些細なことを持ち込んで乱さないでほしい。
また、こうも考えています。
・外での仕事を通して、課題処理については知識も経験も自分が上だから、教え導いてやろう。
・職場の「相談」は自分の考えを添えてするもの。家でもそうしてくれれば結論は出してやろう。
悪気はなく、それなりに悲壮な思いで生きているのです。それが存在意義だと思っているのです。
かわいいじゃありませんか。
願わくは、「妻」族の皆様。
そのあたりを理解し、おだての一言でも言ってあげてほしい。
そうして気をよくしておいてから、「こんな一言に自分は傷つく」のだと伝えてほしい。
そんな積み重ねの中で、きっと夫も気づくはずです。私だって、カミさんのおかげで気づいたのですから。
決して決して、「うちの夫は、どうせそんなもの」と見切りをつけたり、「そんな扱いを受ける私って、かわいそう」と殻にとじこもったりはしないでほしいと願います。
そうすると、同じコミュニケーションのパターンが子どもたちに継承されてしまいますから。
どうおだてればよいか。
簡単です。「夫に言われてうれしかった一言」の裏返しを言えばいいのです。
* *
●夫に言われてうれしかった一言
1 「おいしいね」「ごちそうさま」
2 「家のごはんが一番おいしい」
3 「いつもありがとう」
4 「がんばってるね」
5 夫側の家の行事に参加した後「おつかれさまでした」
6 「君と結婚してよかった」
7 夫の友達や姑に対して「よくやってくれるよ」
8 「えらいと思うよ」
9 「実家でゆっくりしておいで」
10 「今日は一段とかわいいね」
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