「科学大観」という、百科事典を分冊発行したようなものがありました。
1分野1冊の形に編纂されていました。
月に1冊届けられる形だったようです。インターネットの古書サイトで調べると、全24巻です。
今でもオークションに出たりしているので、それなりに価値が評価されているのでしょう。
私は幼い時、これをよく読んでいました。
父が自分で読もうと買ったのか、私のために買ってくれたのか、そこはわかりませんが、私が幼稚園に入る前のことです。
当時はずいぶん貧しかったのに、よくそんな本を買ったものです。
1冊の表紙が、象がトラをふんづけている絵だったのを覚えています。
写真や絵がいっぱいだったので、私の好奇心を刺激したのだと思います。
当然、内容をちゃんと理解することなんかできなかったと思いますが、ひらがなくらいは読めたので、読んでるうちには、断片的な知識は入ってきました。
私の小学校時代のあだ名は一時「博士」でした。ひょっこりひょうたん島の博士です。
思えば、私が本好きである原点は、この本にあります。
また、うんちく好きの原点もこの本にあったのです。
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