会社にはいって5年目ぐらいに、日本語ワードプロセッサーなるものが来ました。
で、その記憶媒体として、フロッピーディスクもついてきました。
当時は8インチです。薄くてヨレヨレで、窓から黒っぽいプラスチックのシートが見える、頼りなげなものです。
ソノシートという薄いレコードみたいなものがありましたが、それを思わせました。
これがすぐ一杯になるのです。するとコンデンスという作業、つまり茶筒をトントンとやるようなことをしなければなりません。
またキズもつきやすく、品質のバラつきもありました。IBMがいいとか、マクセルがいいとか、言われましたが、けっこう高かったので、安く買えるルートにも苦心しました。
しばらくすると、5.25インチが出てきて、あっという間に主流になりました。
もうしばらくすると、今度は3.5インチになりました。
今度はケースもしっかりして、記録面がカバーされ、読み出しトラブルはめったになくなりました。
実はそれぞれの段階でも、倍密度になったとか、両面になったとか、記憶容量アップのための技術革新がずいぶんありました。
データが紙に記録されていたことを考えてみれば、なんと小さく小さくなったものでしょう。
今、パソコンでも、フロッピードライブは標準仕様ではつかないものも珍しくなくなりました。
ちょっと持ち運ぼうとするとき、使うメディアはUSBメモリです。
フロッピーは30年で消えていこうとしているようですね。