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ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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氷山思考31 ・・・どんな言葉をあてるか

まず上がとがった二等辺三角形を描いてください。その、上から1/4ぐらいのところに、底辺と平行に(つまり横に)波線を描いてください。三角形が水面上と水面下に区切られたことになりますね。

何かの出来事に出会ったとき、言葉が生まれます。
このとき、どんな言葉をあてようとするか、は人によって違います。

肯定的な表現か、否定的な表現か。
大きいほうにとらえるか、小さいほうにとらえるか。
楽観的か、悲観的か。

その選択は、水面下にあるもので決まります。
それまでに身につけた、反応の癖のようなものでしょうか。

「うまくいかなかったな。やっぱり自分はついてない。どうせ、またやっても・・・」
「うまくいかなかったな。でもここまではやれたな。あとは何があればクリアかな」

出来事はひとつなのです。
しかし、その出来事を言葉としてどう表現するかで、気持ち(感情)が変わります。

すると、次の一歩も違ってきます。

そんなことの積み重ねで、人生レベルではずいぶん方向が変わることになります。
チャレンジし、結果として何かを得ていく生き方こそ充実した人生だと考えるなら、
(そうでないことに満足を得る人もいるでしょうが)
あえてポジティブな言葉を使うように、自分を習慣づけるのがよいでしょう。


このあたり、NLPの本領でしょうが、TAだと「ライフポジション」に重なります。
これは「人生態度」とも言います。生き方には、その人なりの基本的な構えがあり、それにより物事のとらえ方が変わってくるのだという概念です。

「オプティミスト」の研究もあります(マーチン・セリグマン)。
心理学を、単なる学問にとどめず、生き方のフレームに応用することは、いいと思います(そのあたりは、機会をあらためて書こうと思います)。
by 50TEMPEST | 2007-12-13 08:22 | 氷山思考