ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

igarashi.exblog.jp
ブログトップ

庶民の相続関係手続き その1 官庁届出

家の代表者が死去した時、否応なしに出てくるのが、相続手続きです。

わが家のような、ごく平凡な元サラリーマンの家庭でも、何やかや色々ありました。
せっかくなので、関連事項も含めてポイントを記録しておこうと思います。
どなたかのお役に立てば、幸いです。

その1 官庁届出
その2 預貯金・保険
その3 不動産登記
その4 名義変更あれこれ
その5 税金

 ----------------------------

相続の前に、いろいろな届け出が必要になります。
関連もありますので、相続手続きそのものではありませんが、そこから書いておきます。
手続きの何やかやが面倒だとか時間がないとかいう場合は、行政書士に頼めばいいのですが、私はほとんど自分でやりました。


最初に出てくるのは、死亡届です。
これは埋葬許可と連動するので、葬儀屋さんが代行してくれます。
医師が出してくれる死亡証明を渡して、書式にハンコを捺すだけです。
したがって、三文判でいいのでハンコは用意しておく必要があります。

埋葬許可の書類は、焼き場で、遺骨と一緒に渡してくれます。
後日、お寺に渡しました。

こういったことは、それぞれの局面で、こうしなさいと説明してくれます。

            *

市役所に電話すると、亡くなった場合にどんな届けが必要か教えてくれます。
窓口にも、チラシが用意してあることが多いと思います。
死亡届のほかには、下記のようなものが必要です。

・国民健康保険または後期高齢者医療制度の葬祭料の請求
・介護保険証の返却
・その他、優遇パス類の返却


相続のためには、後でたくさん証明書類が必要になります。
できれば市役所に届け出に行ったついでに交付してもらうといいです。
そのためには、どんな手続きに何が必要か、洗い出しておくといいでしょう。
私は、電話をかけまくって、表に整理しました。

必要になってくるのは、以下のようなものです。
・亡くなった方の除籍謄本(コンピュータ化されたもの:死去の記載がある)
・亡くなった方の原戸籍謄本(コンピュータ化前のもの)
・亡くなった方の誕生から結婚までの戸籍謄本(亡くなった方の親についての謄本)
・亡くなった方の住民票の除票
・相続人の印鑑証明
・相続人の戸籍抄本
・不動産を相続する人の住民票写し
・不動産の評価証明
・亡くなった方の奥さんの住民票写し
・亡くなった方の奥さんの所得証明

何部も必要なものもあります。
料金が何万円にもなりますので、そのつもりで行く必要がありますよ。

身分証明を求められますので、免許証などを持参するとよいでしょう。
また、印鑑証明のためには、印鑑登録カードも必要です。

            *

証明類が必要になるポイントは、以下のようなことの確認のためです。
・その人が亡くなったこと
・相続人は誰なのか、他にいないか
・手続きが相続人本人の意思で行われているか(誰かが勝手にやっていないか)

ものによっては、
・亡くなった人はどこに住んでいた人なのか
・相続人はどこに住んでいる人か
も確認するようです。

戸籍は結婚した時に新たに作られます。同時に親の戸籍から消されます。
死亡届によって、戸籍が除かれることになります。
亡くなった人の戸籍関係の証明は、除籍謄本として取ることになります。

亡くなった方について、「結婚から死去まで」の戸籍謄本を求められたら、コンピュータ化以降の謄本でもいいのです。

「結婚適齢年齢から」なんて求められたら、コンピュータ化前のものが必要です。
この原戸籍謄本のことを、専門家は「ハラコセキ」と呼びます。
亡くなった方に他に子供がいなかったか、なんてことに関わる確認かなと思います。
コンピュータ化後の謄本には、戸籍から抜けた人のことが表示されません。
コンピュータ化前の謄本には、抜けた人のことはパッテンで消されて残っています。
というわけで、「いたけど今はいない」人の確認には原戸籍が求められるようです。
コンピュータ後に生まれた人については、どうするんでしょうね。

「誕生から」ときたら、亡くなった方の親の戸籍までたどる必要があります。
亡くなった方に子供がいない場合、兄弟に相続権が発生しますので、そのあたりに関わる確認かなと思います。

もしも亡くなった方の結婚歴が複雑だった場合、子供が多くて色々な土地で結婚して戸籍を作った場合、子供がない場合などには、大変な手間になります。
行政書士に依頼したほうが無難かもしれません。
少なくとも、窓口でよく確認することが必要です。

謄本といった場合は、その戸籍にある人のことが全部出ているものです。
抄本といった場合は、その人のことだけが出ているものです。
相続人の分は、抄本で済みます。

            *

亡くなったのが元サラリーマンだった場合は、奥さんに厚生年金の遺族年金が出ます。
この手続きは社会保険事務所でします。
奥さん以外の人が行く場合は、届け出手続きについての委任状が必要です。

正確には、下記の手続きです。
書類は窓口で指導してもらいながら記入します。
・遺族年金の裁定請求
・未支給年金の請求(亡くなった方が前に支給されてから、死去までの間の年金)

行くのを一度で済ますには、添付書類を用意して行きます。
・亡くなった方の年金の証書
・亡くなった方の除籍謄本(コンピュータ化されたもの)
・亡くなった方の住民票除票
・死亡診断書のコピー
・奥さんの年金基礎番号のわかる書類
・奥さんの住民票写し
・奥さんの所得証明
・振り込むための銀行口座の通帳

その他、委任状、印鑑が必要です。
[PR]
by 50TEMPEST | 2008-05-15 07:40 | 見て聞いて考えた