少し前、「マイクロカウンセリング」のビデオを借りてきて見ました。
若干の解説と、ピアカウンセリングのシーンが続きます。
内容は吹き替えです。
声優さんはがんばってますが、どうしても「吹き替え」感が立ちます。
カウンセリングの微妙な声調などは出ません。
質問の作り方や、焦点の当て方などで、なるほどと思ったことはたくさんあります。
ただ正直なところ、こちらがまだ未熟で、よく消化できなかった感じです。
現段階でのふりかえりは以下のとおり。
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マイクロカウンセリングが、なぜある種流行のようになっているのか。
カウンセリングの流れと、それぞれに求められるスキルを構造化したことではないか。
これにより、カウンセリングのスキルを身につける者にとって、目安ができたことになる。
また、実際にカウンセリングをしていく上でも、進展具合の目安になる。
ただ、ビデオに有名な三角形の図はでてこない。まだ、あの図はできていなかったらしい。
なぜ゛「マイクロ」というのかについても、ビデオではふれられていない(と思う)。
ビデオの中心的なテーマのひとつが、民族性による考え方・価値観の違いである。
黒人だとどう考えがちだとか、北欧系の白人だとどうだとか、かなり出てくる。
それらの点が大事なのは異存ないが、ビデオでしつこく触れられているということは、ビデオが作られた頃には、セラピストの間でまだ明確には認識されていなかったということか。
発展編になると、キャリアカウンセリングの領域でのカウンセリング場面がでてくる。
また、クライエントの行動を促すような、いわばコーチングのスキルも出てくる。
日本では、コーチングとカウンセリングは違う世界だが、コーチングがカウンセリングのある部分を抜き出して活用していることをうかがわせる。