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ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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マネージャーのコミュニケーションのツボ4 水向け

実は、私自身は「ホウレンソウ」に消極的で、ほめられたものではありませんでした。
まめにはしないほうでした。

ある範囲を自分で裁量するほうが、やりがいを感じました。
また、自分で考えて仕込み、どこまで自分で責任をとれるか、そのリスクをとる感じが仕事の楽しみだと思っていました。

そうした意識が、自分を伸ばしてきたとは思います。
しかし、そんな自分を見抜いて、まかせてくれた上司には、今でも感謝しています。

最も私を買ってくれた上司は、時々「おい、どや」と水を向けてくれます。
そうすると、私でも落ち着いて「ホウレンソウ」ができました。


人格適応論の「責任感ある仕事中毒者」タイプは、仕事を完全に仕上げるのが好きです。
そして、たくさん抱え込むのも好きです。

担当した仕事は責任感を持ってかかりますから、会社としては望ましい人です。
ただ、育ち方としては、親に世話をかけまいとして生きてきたところがあります。

ということは、「ほうれんそう」も下手なのです。
頻繁に相談することは、相手に甘えることのように感じてしまいます。


要は、人にはいろいろなタイプがあり、当然自分とは違う考え方をする人もあるということです。
そのあたりを理解し、「ホウレンソウ」をしないからダメというのではなく、上司のほうから軽く水を向けてやることで、仕事がうまくいくわけですね。
by 50TEMPEST | 2008-10-04 09:06 | コミュニケーションのツボ