上司だって、機嫌の悪くなることはあります。
と言うより、そんなことばかりだと言っていい。
ですから、部下とのやりとりが感情的になったり、つい毒のある言い方をしてしまったりということもあるのです。
また、思い込みがあったり、間違った根拠に立っていたりもするでしょう。
ああ、ちょっと言い過ぎたな。
ああ、ちょっとまずかったな。
こちらに非があると思ったら、さっさと謝ることです。
私も、そんなことがありました。
その時は、イラついていました。
理由は忘れましたが、疲れていたのでしょう。
そこに、隣の課の女子社員が何かの依頼文書を持ってきました。
この忙しいのにかなわんなと思って、カチンときたのでしょう。
自分としては珍しく、皮肉をぶつけてしまいました。
前に一緒に仕事をしたこともあり、日頃の私の言動を知っている社員だったので、よけい気分を害したのでしょう。
顔色が変わったのがわかりました。
少し落ち着いて、ヤバイなと思いました。
彼女に鬱憤をぶつけても、仕事が消えるわけではないのです。
思い切って、謝りに行きました。
「○○さん、さっきはゴメン。ちょっと虫の居所が悪かったんだ」
モヤモヤ考えているより、誤ったあとのほうが、どれだけ気分がよかったことでしょう。