郷里に帰る用事があって羽田空港に行ったら、前をスキーヤーが歩いていました。
どこかに滑りに行くのでしょうか。
現地のレンタルや宅配便を使う人が多いだろうと思うのに、その方はマイスキーを持っていて、珍しいなと思いました。
今のスキーは短いですね。
私の子供の頃、スキーは長いものでした。
手を伸ばして先端にさわれる長さというのが標準だったのです。
安定性から、そのぐらい必要だといわれました。
というより、スキーは長いものという考えが当たり前でした。
後になって、短いのが出てきたとき、わざわざ「ショートスキー」と呼んだほどですから。
そうして考えると、スキー用具はずいぶん変わってきているのですね。
たとえば明治時代の写真を見ると、ストックは1本です。
私がやっていた頃はもう今のものと変わりはありませんでしたが、その少し前は、スキーにエッジがありませんし、先っちょに細い枝のような飾り(?)が飛び出していました。それは見たことがあります。
素材も昔は木製。その後、ファイバーだのカーボンだのと出現。
流行もあって、素材や金具や靴がどんどん改良されていった時代がありました。
近年は温暖化に加えて、スケボーに押されたりして、スキーは下火だと聞きました。