ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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ファシリテーションに活かすTA

会議などの場面でのファシリテーションで、心理学をどう使えるか考えてみましょう。

私は、事象を見るときのフレームに心理学を使うとよいというのが持論です。
そのうちで、TAは図式化にすぐれていて、使いやすいと思っています。

フレームを当てて見ることで、全体像を見極め、要素間の関係をわかりやすく整理できるわけです。

人間関係でのやりとりでは、自分自身にも何かの感情がわきますから、何が起きているのかなかなか見極めにくいものです。
そんなとき、フレームを通して状況を整理でき、冷静に手当ができます。


●まずは、場の中で、メンバーが今どんな感情でいるかを知る
 ⇒その人の今の「自我状態」を、外見や発言から見つける

●議論が進む段階では、どんな交流が起きているかを知る
 ⇒「対話分析」の図式で、やりとりはどんなベクトルで交わされているかつかむ

●高い視点から、話し合いの各段階を促進する
 ⇒ファシリテーターからの働きかけ(ストローク)によって、望ましい方向に伸ばす

●対立場面で、発言者の意図を傾聴する(TAというよりカウンセリング)
 ⇒何を言おうとしているのかじっくり聴き、真意を聞き取るとともに、発言者の沈静化を促す

●全体として、自分の状態を知る
 ⇒冷静な「アダルト」を基本に、自分を場に応じた自我状態に保ち、適切な働きかけを選ぶ


人間関係は相互性であり、ちょっとしたやりとりの食い違いで、さまざまな感情が起こりえます。

ボタンの掛け違いで冷たいものになりやすい半面、ちょっとした温かい気配りの言葉や行動で、居心地のいい場、生産性の高い場にもなります。

また過去の思いをひきずっていて、何かをきっかけにそれを再現してしまうようなこともあるでしょう。

ファシリテーターにとって、話し合いを生産的にするために、TAを中心とした心理学の素養やカウンセリングのスキルは役に立つと思います。
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by 50TEMPEST | 2009-05-20 11:25 | ファシリテーション