ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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フロンティアはどこに

私の育った頃、つまり約半世紀前と、今と、時代の感覚をくらべてみました。
あくまでも、私の主観的な感覚ですが。

昔:
みんな貧しい
何もないところから
成長や発展の可能性を信じる空気
将来への期待感のある社会
右肩上がり
型はめ教育
上下に共通言語

今:
みんなそこそこ裕福
何でもあるところから
この先はどこへ行けるのか、先が見えない不安な空気
限界感と閉塞感のある社会
右肩下がり
望むなら多様な教育
上下にコミュニケーション不全

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色々手に入れてしまっただけに、時代が弱気になっているように感じます。

昔は、炭鉱などでたくさんの人が亡くなったし、ストライキは毎年ありました。
時代の役割を終えた産業からはたくさんの失業者が生まれました。
社会問題としては、今のリストラや派遣切りどころの話ではないのです。

それでも、一方で「作る」ことが価値で、新しい産業がたくさん生まれました。
失業対策だって、道を「作る」ことでした。

何よりも、漠然とした明るさがありました。
発展とか発達は、無批判に信じられていましたから。

人は新しいことに取り組み何かを生み出すことで、喜びを感じるし、安心もするのでしょう。
だから、フロンティアをさがしては、克服してきたのです。
それは、かつては地域的なものであり、少し前までは産業領域。

今の不安感は、もしかしたら物事が生活実感を超えてしまったことからくるのかもしれません。
ざっと眺めても、何でもある。昔のような量的増がいらないことは誰でもわかります。

経済活動は地球規模に広がったために、実感として見えないだけでなく、その見えないところから災いが時々押し寄せてきます。
何よりも、地球自体が限界に達したと騒がれているわけですからね。

次のフロンティアは何か。
今までとは違う別次元でなければなりませんが、さあそれが何なのか、誰も示せないのですね。
ただ私は、少なくとも、発達とか、人間の可能性だけは信じたいと思います。
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by 50TEMPEST | 2009-05-26 10:42 | 見て聞いて考えた