ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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○○のスキル

本を書きたいと思っているので、新聞の出版広告が気になるのですが、「~の技術」、「~術」、「~力」といったタイトルがとても多いと感じます。

私の書棚のビジネス書群にも、あらためてながめてみると、そんなタイトルのものが本当にずいぶんあります。
芸がないな、もう少し何とかならないかな、と思うことがあります。


そんなタイトルを流行らせたのは、齋藤 孝先生ではないでしょうか。
実際についたタイトルがどうであれ、たくさんの著書の中で、齋藤先生は何かを意図的にできるようにすること、つまり「技」化することを薦め、その「何か」を、いろいろ切り出して見せてくれました。

それが段取りだったり、上機嫌でいることだったりするわけです。
先生の、そんな主張には説得性があると思います。その考え方には共感します。

言わば、何かができるようになること、それを後天的に獲得していくのであれば、「スキル」という方が正しいのでしょう。
しかし、スキルという言葉は、もうひとつなじみが薄いので、「~力」になってしまう。

すると、いかにもハウツー本のように感じてしまいます。
そのあたり、どうなのかなと思います。


他の方の本は、名実ともにハウツー本ですね。
そこにニーズがあるのでしょう。

ハウツー本ですよ、と看板を掲げているようなものですから、それでいいのです。
いつの世も、即効的に身につけたいという人はいますから。

昔は、「~学」なんてタイトルが多かったように思います。
学問だけが尊いわけではありませんから、実用を感じさせる点では、今の流行のほうがいいのかも。

このテンポの速い世の中、仕事で求められる能力を、とりあえず走りだせる程度でも手軽に得ることには、それはそれで意味があると思っています。


そういえば、若いころ上司に、ハウツー本ばかり読むな、と言われたものです。

文学のような、深いものを読めということだったのでしょうか。
専門書を読めということだったのでしょうか。
今思えばよくわかりません。
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by 50TEMPEST | 2010-01-11 10:05 | 見て聞いて考えた