ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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カテゴリ:これから人の上に立つ人へ( 25 )

見える課題、さがす課題、作る課題

問題を課題に置き換えて、手をつけようと書きました。
行動が起きれば、まずは合格点です。

ただ、やっていくと、それだけでは解決しないなあとか、色々なことが見えてきます。


実は課題には、3つの次元があるのです。

「見える課題」
「さがす課題」
「作る課題」

このコンセプトは、友人の志賀保夫氏(株式会社アイスタット)に教えてもらいました。
おかげで、私自身、持っていたイメージがクリアになりました。


「見える課題」は、問題を見つめたとき、あれをすれば解決するだろうと、すぐに思いついた課題たち。
仕事が遅いのは、作業手順が昔のままであるせいだ → 今の仕事のしかたに合わせよう、といったレベルのことです。

またこの中には、コミュニケーションをよくしようとか、システム化しようなど、一見美しくて誰もが言うが、実行可能性は疑問というものもありますね。
たとえるなら、猫に鈴をつけよう、みたいなものです。


「さがす課題」とは、すぐには気づかないが、何か変だといろいろ考えて、見つける課題たち。
たとえば、作業手順が昔のままという例では、時間がかかっているだけでなく、お客様の声がフィードハックされるようになっていないとか、意思決定も遅いとか、チャレンジ意識を妨げているとか、いろいろあるはずです。

長年していることは、その影響など、普通には考えないものですよね。
ではそこをどういう形にするか、課題としていくのです。

さがす課題をじっくりつぶしていけば、現場レベルの問題はたいてい解決するといっていいでしょう。


「作る課題」は、経営戦略につながるものです。
改善のレベルでは、さがす課題レベルへの取り組みで、かなりよくなるはずです。
しかし、本当に経営者が夢見るイメージを実現するには何が必要か、これも着実に手を打つ必要があるのです。

これこそ、作る課題。
組織の上と下とが、心を合わせて取り組むべきことです。
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by 50TEMPEST | 2013-09-23 07:20 | これから人の上に立つ人へ

問題から課題に

どんな会社、団体でも、あれこれと問題を抱えています。
その問題については、あそこがまずいからだ、だれだれが何とかしないからだ、と話はされていると思います。

でも、そんな話にとどまっている限り、何もよくなりません。

たいていの社員は、多少まずいところがあるほうが、よいのです。
「だからできなかったのです」と言えますから。
「そんな大変なところでがんばってるんです、私(えらいでしょ)」と言えますから。

「こうすると解決する、少なくともよくなるはずだ」ということを洗い出す必要があります。
それが課題です。

つまり、問題という池にひたるのでなく、「何をするか」に考えを切り替えることです。
問題を課題に置き換えるのです。

そうするだけで、それをどう進めるか、と頭が進むのです。

頭の固い上の方たちが何もしないなら、あなたが旗をふるべきです。
がんばった結果を享受できるのは、若いあなたのほうなのですから。
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by 50TEMPEST | 2013-09-18 07:03 | これから人の上に立つ人へ

オリンピックをやるぞ

2020年のオリンピックの東京開催が決まりました。
関係者のご努力に敬意を表します。

私は、東京オリンピックを実感として体験しました。
地方在住でしたから、白黒テレビでしたが、重量上げの三宅義信選手や、バレーボールの「東洋の魔女」の活躍に、胸を熱くしました。

今度は、生きているうちに生で見られるねと、カミさんと言い合っています。


財政的にどうなのだ、被災地が忘れられるのではないか、危険が増すぞ…、色々反対論もあるでしょう。
しかし、何か大きな節目をこしらえて、そこに向けて力を結集していこうという手法は、大いに「あり」だと思います。

リーダーとして見た時、前回の安倍首相は、若きエースと目されながら、私にはどこか不安げな感じが見えました。
今回は大変身、見事にツボをおさえた仕事をしていると思います。


およそリーダーたる者はまず、明るい夢を語れなくてはいけません。
目指すべきイメージを語り、そこに行く道を、わかりやすいキーワードで示すこと。

どんな立場のリーダーでも、それさえできれば合格なのです。
「うちのここが、なってないよな」
で終わるのでなく、そこが解決できたイメージです。

「俺さあ、こんなふうにしたいんだよ」
「絶対、こうあるべきだと思うんだ」

語り続け、協力を求めることです。

すべては思うところから始まり、言葉は人を動かすのです。
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by 50TEMPEST | 2013-09-12 11:19 | これから人の上に立つ人へ

水面上のことは見えやすい


マネジメントのツボは、環境づくりだと書きました。
それは、他のことに注目していると、うまくいかないことがあるからなのです。

たとえば、まず人間関係です。
これは一番目につきやすい。

しかし、ここに焦点を合わせてしまうと、効果的な対応が案外むずかしいのです。

うまくいかない2人がいるとしましょう。
で、片方から何か言ってきたとします。

人には、それぞれの理屈がありますから、片方を調整すると、もう片方からまた言ってきます。
あっちを立てれば、こっちが立たない。
結局、モグラたたきになってしまうのです。

ある面から物事を見ると、反対面は見えなくなるのです。
それが人間というものです。

水面上に見えているものに焦点を合わせているだけでは、水面下の本質的なところが見えない。
大事なことが見えなくなるのです。

経営資源は有限ですから、常に少し高い視点を保ちつつ、手を打つことでしか、問題は解決しません。
具体的な打ち手さがしに焦点づけするという意味で、自分の仕事は環境づくりだと、腹をくくることが必要になるのです。
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by 50tempest | 2013-09-09 07:33 | これから人の上に立つ人へ

環境を作りましょう

マネジメントのツボは、環境づくりです。
自分がするべきことは、環境づくりなのだと、腹をくくればよいのです。

自分自身がやってきた仕事を、誰かに渡すこと。
これは、最初の環境づくりです。

そのためには、その相手が今している仕事を、さらに下に渡す必要があるかもしれません。

仕事の仕方が、あなたやその人のすぐれた力に依存しているような、技能的なものならば、誰でもできるような環境を整えてやる必要があります。

たとえば、マニュアル作り。
「マニュアルとは技能を技術化するためのもの」という表現はディズニーランド流ですが、言い換えると、継承可能なものにするための手段と言っていいでしょう。

マニュアルを用意して、定期的に更新することで、継承可能にする。
つまり、これも環境づくりですね。

部下たちが元気に働けるような、たとえば困りごとや悩みを聞く仕組みも作りましょう。
仕事の意味づけも話し合いましょう。
これも環境づくりですね。

うまく仕事が回るように必要な手を着実に打っていくことで、組織は動いていくのです。
その営みに終わりはないのですが、自分が抱え込んで、必死にやろうとするよりも、人を信じることで、ずっと楽にかつうまくいくはずです。
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by 50tempest | 2013-09-05 07:56 | これから人の上に立つ人へ

扉は押せば開く

社会に出ると、特に組織の中では、「これは違うんじゃないか」と感じることはよくあります。
そんな時、どうするか。

私のことを思い出してみます。

高校の時には、制服自由化運動をしました。

就職を決めるときは、歴史が浅くて、「できあがってない」と思える会社を選びました。

入ってみると、案の定、これは違うんじゃないか、ということはたくさんありました。
ただ、それを「よくする」べきであるなら、そうするのは自分の仕事だと考えていたと思います。

そんな考え方で暮らして、小さいことから色々やっていると、自分に力と信用がつくにつれ、大きなことに挑んで変えられるようになっていきました。
たとえば、広告をしないことを標榜していた会社だったのに、年間予算何億かで、企業広告を出すようにしました。

そんな考え方をするようになったのは、いわゆる全共闘世代、社会に出ては団塊の世代となった少し前の先輩たちがいたからです。

彼らが、世の中にモノ申すのを見て、扉は押せば開くかもしれないと思うようになりました。もちろん、すべて簡単に開くわけではありませんが。

ただ、押そうと思うかどうか、この一点は大きい。
押してダメでも、タイミングをみたり、方法を変えたりすればよいのです。
動かないと感じた扉が、後になって、案外簡単に開くなどということもありました。

考えてみると、これは皆、私の「思い込み」なのです。
物事は変えられると思ったこと、変えるのが自分の仕事だと思ったこと。

あなたは、なぜ扉は開かないと思ってしまうのですか。
まずは懸命に押してみることから始めませんか。
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by 50tempest | 2013-09-02 07:51 | これから人の上に立つ人へ

AKBおそるべし

何をかくそう、私はAKB48のファンなのです。

存在感を示す古いメンバーたちが、最近卒業していきます。
篠田麻里子、秋元才加、板野友美…。

板野友美がいなくなり、1期生は小嶋陽菜、峯岸みなみ、高橋みなみの、あと3人だそうです。
ひと時代の節目だな、と思います。

まるでお客さんの入らない時代を、創立期のメンバーは耐えてきたわけです。
高橋みなみが、「〇年やってきて、今」という言葉には重みがあります。

きれいきれいの子たちではなく、個性で選ばれたのだそうです。
ほんとにそうです。

個性の違う子たちの集まりだからこそ、大きな力になる。
チームビルディングの真髄を見る気がします。

皆、年ごろになって、輝いていますね。
目に力があります。

そして、時々語られる、「落ち込んだ時、ご飯に誘ってくれて…」というエピソード。
仲間や後輩をよく見て声をかけ、ケアをする。
どこの組織でも、中間リーダーに期待したいことではありませんか?

「たかみな」には、卒業などせず、総プロデューサーか何かになっていってほしいものです。
おばあちゃんになって、銅像を建ててもらったりして…。
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by 50tempest | 2013-08-30 07:50 | これから人の上に立つ人へ

等身大でいいのです

ロト7のテレビCMで、柳葉部長が「くじ」(というのかな?)を買うのがありますね。

キャリーオーバーのことなどを話す妻夫木社員に対して、「お前の夢は金で買えるのか?」なんてカッコいいセリフを吐きます。
そして、全否定するようなことを言っておきながら、陰でくじを買っている姿を見られてしまうのです。

役割にふさわしい振る舞いとか、態度ってあると思います。
おそらく柳葉さんは、先輩とか誰かのスタイルを覚えていて、意識的にか無意識的にか、それを再現していたのです。

そして、その役割の自我を演じることに、自分も違和感を感じなくなっていた。
演じていることさえ、意識しなかったでしょう。

そんなことってありそうです。
「〇〇長」なんて私には…、と言っている時、心の中では、あの真似は私にはできないと思っているのです。

そんなことは必要ないのです。
今のあなたでいいのです。
等身大にふるまえばいいのです。

柳葉さんも、作った自我だったがために、本当の部分である宝くじにひかれる自分を見せられず、ひっこみがつかずに隠れて買ったのをしっかり見られてしまいます。

しかも、それをまた隠すものだから、よけいやっかいになる。
本当は「見られちゃったなあ、ハハハ」というほうが、人間味があるのにね。
自分も楽なのにね。

でも、自分の思いを語ること自体はカッコいいことです。
俺はこう思うんだと、言いたいことは言えばいいのです。

ただし、カッコいい面だけ見せておこうとはしないことです。


さて、それはさておき…

柳葉部長が名刺と間違えてくじを出す。
CMのアイデアとはいえ、演出として、あれはダメですね。
あんなこと100%ありえない!!!

つまり、裸の名刺を胸から出す、しかもサイズの違うものを間違えて出すなんて、まともなビジネスマンとして考えられない。
もうひとひねりしてほしい。

作った演出家も、それを通した広告担当者も、感性をうたがいますね。
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by 50tempest | 2013-08-23 07:44 | これから人の上に立つ人へ

正しい選択とは

正しい選択をするのは、たしかにむずかしいことです。
その結果起きてしまうことなど、あれこれ思いをはせると、悩んでしまいます。

もちろん、ちゃんとした選択をする必要はあります。
そのためにロジカルシンキングを勉強したり、精神修養をしたり…。

とはいえ、最終的には、どんなことが起きるかなど、誰にもわからないのです。

人間が心理的にどんな判断をする傾向があるか、といった研究もされていますが、けっこう「?」なことがあります。


私は、こう思います。

悩んで選択したうえは、それを「正しく」するのは当人自身なのです。

考えた結果が出るよう、そこに向かって努力するから、正しくなるのです。

そのようにして結果が正しくなったということなど、世の中に星の数ほどある。

そうして、その結果の責任を引き受けるのが、尊敬されるリーダーなのです。
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by 50tempest | 2013-08-20 07:04 | これから人の上に立つ人へ

上司はどこを見るか

責任ある立場になると、やるかやらないか、右か左か、どちらかの判断をしなければなりません。

まあ、そんなはっきりした大きな判断の局面は、そうそうあるものではありませんが、小さくても何かの選択をすることは日常茶飯事でしょう。

どう判断するかについて、お勧めするとしたら・・・。

まず、大きな絵を見ること。
たとえば、企業の目的、理念といったものに対して、沿うものであるかと考えるのです。

次に、高い目線で見ること。
ああだ、こうだ、どろどろの中に浸ってしまうと、物が見えなくなりますから、天使にでもなったつもりで、高いところに立つことをイメージします。
人間同士の本音から離れて、事の本質が見えてきます。

最後に、正解なんかないと思うこと。
現実の選択に、テストのような正解などないのです。
した選択を正解にするのです。
また、違っていたらやり直せばよいのです。

もっともまずいのは、決めずにズルズルと放置すること。

ここまでは決めても責任をとれるな、大丈夫だな、という感覚が、リスクテイクです。
ビジネスで最もスリリングで面白い場面なのです。
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by 50TEMPEST | 2013-08-16 07:14 | これから人の上に立つ人へ