ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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ふるあめりかに袖はぬらさじ

坂東玉三郎主演の、シネマ歌舞伎「ふるあめりかに袖はぬらさじ」を見てきました。

配役:
 芸者お園 … 玉三郎
 通辞藤吉 … 獅童
 遊女亀遊 … 七之助
 唐人口マリア … 福助
 米人イルウス … 彌十郎
 浪人客梅沢 … 権十郎
  同 佐藤 … 海老蔵
  同 堂前 … 右近
 大種屋 … 市蔵
 幇間和中 … 猿弥
 唐人口チェリー … 吉弥
  同 メリー … 笑也
  同 バタフライ … 松也
  同 ピーチ … 新悟
 芸者奴 … 笑三郎
  同 太郎 … 春猿
 帳場定吉 … 寿猿
 旦那三河屋 … 男女蔵
  同 駿河屋 … 亀蔵
  同 伊東屋 … 友右衛門
 思誠塾多賀谷 … 段治郎
  同 飯塚 … 勘太郎
  同 松本 … 門之助
  同 小山 … 橋之助
  同 岡田 … 三津五郎
 岩亀楼主人 … 勘三郎

どうです、この配役。豪華でしょう。
もちろんナマを見たかったものですが。
玉三郎と二十一世紀歌舞伎組、勘三郎と中村屋グループ、浅草公会堂の若者組が総動員で、なぜか海老蔵、三津五郎まで入る大サービス。

中で七之助が光ってました。
新劇的な演技は慣れないだろうし、アップになるので、女形はつらいものがありそうですが、薄幸の遊女をいい雰囲気で表現しました。

芸者姿の笑三郎、春猿らが並び、玉三郎が加わって「騒ぎ」を弾き歌う大一座の場面。
豪華というか、洒脱というか、ここらが歌舞伎役者たちの面目躍如たるところです。

歌舞伎としてやるのは初めてとのこと。
玉三郎自身は9回目だそうですが、息の合った仲間たちと、楽しそうに演じていました。

シネマ歌舞伎では、これまで踊りは見ましたが、芝居は初めて見ました。
約3時間、ちっとも長いと感じませんでした。堪能しました。
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by 50TEMPEST | 2008-07-25 07:35 | 歌舞伎,オペラ

むかーし、あったんだどー 63 米穀通帳

米の配給制度というものは、戦後も長い間形式的に続いていました。
毎年、政策的な価格で国が買い上げ、米屋さんルートで流す。
買うほうは、米穀通帳を持っていって買う。
通帳が正式に廃止されたのは、1981年だそうです。

しかし私自身、通帳なんて持ったことはありませんし、米を買うような年齢になってから、どこでも米は買えました。
生産量の増加や流通の拡大とともに、制度がなし崩しになっていったようです。

「自主流通米」なんて言葉もできました。
国も、配給以外のルートも認めざるを得なくなったわけですね。


戦争中は、食料が何でも配給になったそうです。
でも皆、「闇」つまり自主流通の食料を確保したわけです。
よくテレビや映画で、闇米の摘発シーンなんか出てきますね。
闇に手を出さずに餓死した判事の話を、中学時代、社会の時間に聞きました。

戦後も、主食の供給を安定させる意味で、配給制度が残ったのはわかります。


けっこう小さい頃から、お米には配給制度があるということは知っていたと思います。
ただ、私の家では、いわゆる米屋さんから買ったことはありませんでした。

一度、父についていき、朝市の奥の小さな「店」に行った記憶があります。
小母さんがいるだけで、店先には何もありませんでした。
父はなじみの感じで話をし、小母さんは奥から米を持ってきました。

思えば、当時たてまえ上は「闇屋」だったのでしょう。
函館には、秋田あたりから、かつぎやさんと呼ばれる小母さんたちによって、いい米が入ってきていたようです。

確かに、うちで食べていたお米はおいしかった。
炊きかただけの問題ではなかったでしょう。
いい米を食べているんだと聞いた気がします。
金沢で下宿をするようになり、外のお米を食べてはじめて、その違いがよくわかりました。
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by 50TEMPEST | 2008-07-23 08:19 | むかーし、あったんだどー

むかーし、あったんだどー 62  大食堂

どこのデパートにも、最上階に大食堂があったものです。
これを始めたのは、阪急百貨店だと聞いたことがあります。

子供の頃は、デパートに買い物に行くというのは「ハレ」のことでした。
時分どきだと、じゃあ食堂に行こうかとなって、うれしかったものです。

大きなショーケース、広々とした内部、たくさんのテーブル、行きかうウェイトレスさん。
食べるものが何であっても、ここでの食事は「ハレ」のことでした。

そういえば、叔父さんだったかな、結婚披露宴を夜のデパートでやりました。
食堂を借り切ったり、一部を仕切ったりしたのでしょうね。
人がたくさん入る宴会場は、そんなにはなかったのです。

今はどこも、テナントの飲食店が並ぶ形になりました。
デパートとしては、名のある、おいしい店を誘致するのに躍起です。
客をいったん上にあげて、帰りに売り場を見てもらおうというわけです。
食料品売り場で客を集めて、上にあがってもらおうというのと、対の戦術だそうです。
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by 50TEMPEST | 2008-07-21 12:39 | むかーし、あったんだどー

むかーし、あったんだどー 61 ミカンの缶詰

子供の頃、病気になったときなど、たまにミカンの缶詰が登場しました。
あまりおいしいと思ったことはありません。

なんであんなものができたんでしょうね。
果物の缶詰は、流通がよくない時代に、風味を届けるという目的があったのかも。

でもミカンは、冬場にはありふれた果物ですからね。
とすれば、本来の季節でないときに、楽しめるということですかね。
確かに、今ほどたくさんの種類の果物が、簡単に手に入るという環境ではありませんでした。

ミカンといえば、千両みかんという落語があります。
夏に、ミカン食べたさにわずらいついた若旦那のお話です。
これを背景に考えれば、ミカンの缶詰にも存在意義が感じられますね。

今もあることはあります。
今の用途は、デザートの素材ですね。

父の葬式で、花とともに果物の缶詰が供え物になりました。
そんな風にすることを、はじめて知ったのですが、さて式後には、ミカンを含め何種類かの果物の缶詰がたくさん残りました。これ、食べ切るのに、けっこう往生しました。
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by 50TEMPEST | 2008-07-21 08:16 | むかーし、あったんだどー

むかーし、あったんだどー 60 犬殺し

子供の頃、飼われている犬たちは、雑種が多かったですね。
そこらには、首輪のない、いわゆる野良犬も多かった。

首輪をしていないと、野犬捕獲員という人が来て、連れて行きます。
「犬殺し」という言葉は、誰に聞くともなく頭にありました。

そのシーンを見たことはありません。
針金を使うんだという話でしたが。

いい仕事ではありませんよね。
しかし、狂犬病が流行ると、そんな時は正義の味方になる感じです。


今その機能はないのでしょうかね。
野良犬の集団なんていなくなったでしょうが、もし飼い主不明の犬が問題を起こしたら、やはり誰かが出動するのでしょう。

処分の機能ははっきり今もありますね。
ペットブームの陰で、見捨てられて、保健所で殺されてしまう犬たちも多いのだそうです。

インターネットで飼い主を募集し、他県までもらわれていった犬の話がニュースにありました。
後始末が、そんな大げさなことになってしまう。
どう考えるべきか、よくわかりません。
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by 50TEMPEST | 2008-07-19 07:33 | むかーし、あったんだどー

聞き手の責任

カウンセリングに関わっていると、カウンセラーの聴き方によって、クライエントの話の展開がまったく変わってしまうという体験をよくします。
当然、自己内対話や気づきは、まるで違うわけです。


さて、似たような、似ないような話を思い出しました。
私は学生時代、落語研究会でやっていて、時々お座敷を頼まれることがありました。
アマチュアですから、病院、老人会などの慰問、他の学校のイベント、サークルの勉強会などには時間の許す限り喜んでうかがいます。

しかし、セミプロ芸人扱いで、完全な余興として頼まれることがあります。これには困りました。
こちらは、基本的には、演じる場はほしいが芸人の真似事はすまい、というスタンスでしたので、ふさわしくないと思う場はお断りしました。
ただ、学生部経由で、何とか受けてやってくれなどというケースもあり、割り切ってやることもありました。

そうした場合でも、聞いてくれる状況であればいい。
正直、年1回の学外公演の費用をかせげるのは助かります。

一番ひどかったのは、某社の毎年の代理店招待イベントでしたね。
ある年は、新人女性歌手の前座。
次の年は、大衆演劇の人たちの前座。
それはいいとして、お客さんが料理と飲み物を取りながら、なのです。

それでなくとも落語というやつは、話を聞いて、頭にストーリーを描いてもらうという、まことに知的な営みです。
飲み食いが出ていると、人間は誰も聞かなくなるのですね。
お客さんに罪はないが、人間というものはあさましいものだと思ったものです。

そうなると、こっちはアマチュアだという腹がありますから、がんばりません。
形だけ、そそくさとやって、お礼の封筒をいただいて帰るということになります。
今思えば申し訳ないことで、もう少しやりようがあったとは思いますが。

しかし、誰も聞いてないところで、空回りしているのもつらいものです。
普通にやって15分くらいかかる噺が、10分かからずに終ってしまいます。
別の機会で、場所が和室、おなじみさんの多い観客、などという理想的な公演では、間合いをはかり、アドリブも入れたりしながら、もっともっと長くなるのです。

この落差。
話し手というものが、いかに聞き手の反応を読みながら話しているか、それによって影響されているか、という経験のお話。
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by 50TEMPEST | 2008-07-19 07:24 | 見て聞いて考えた

電話の感覚に気づく

電話に関係する小ネタをいくつか。

【エピソード1】

電話をかけるには、電話をかけるコンセントレーションが必要だと思います。

電話を集中的にかけた経験というと、私の場合は採用活動で先生にアポイント
をとった時です。長く人事をやっていたので、春先には地方出張も含め、ご挨
拶まわりが多かったのです。

初めての先生には、やはり気を使います。
また出張の場合は、できるだけスムーズに多くの先生に会う必要があります。

その電話が採用シーズン幕開けの合図みたいな感じもありましたので、何とな
い重さも感じました。

アポ取りを始めるときは、まず雑務を片づけます。

それから情報収集にかかります。
学科の講座編成、先生の専門、学校への行き方、列車の時刻、OBなどなど。
ホームページやファイルを色々調べてから、いざ電話です。

そんな手順をふみながら、相手のことを頭に入れるとともに、気持ちを作って
いたように思います。


【エピソード2】

当セミナーでずっと講師をしてくださっている野島コーチから聞いたお話。

人が情報を受け取るのは、視覚・聴覚・体感覚のうちまずどこからなのか、人
ごとに優位な感覚があります。

ところでコーチはインターネット電話のスカイプを使う人が多いようです。
長時間、電話でコーチング・セッションを行うからです。

しかし、野島コーチの優位感覚は「聴覚」であるため、微妙な音の変調や寸断
が気になって、使えないのだそうです。なるほど。

ちなみに私は「体感覚」。
ヘッドセットが頭に乗る感じが嫌で、スカイプは使いたくありません。


【エピソード3】

仕事中にかかってくる電話には注意が必要です。
つい、やりかけの仕事に気が行ってしまい、話をちゃんと聴けないことがあり
ます。

特に今は、たいていの方の前にはパソコンの画面が立っていますから、それが
目に入ったりもしますね。

電話に集中するいい方法があります。

電話をとったら、まずメモ用の白い紙を前に置きます(私はA4の裏紙を)。
そして、少しの間、目を閉じるのです。

こちらがかけたときも同様。
コール音を聞きながら、ちょっと目を閉じます。

たったこれだけで集中力が変わりますよ。お試しあれ。


                   …心に届け!コミュニケーション No.18より
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by 50TEMPEST | 2008-07-17 08:03 | 他に書いた記事

個人タクシー

昨年から函館に帰る機会が増えたのですが、空港には個人タクシーばかりが客待ちしているのに気づきました。

どれもいい車です。
カミさんなど、レクサスのタクシーに出会ったそうです。

おそらく他の地方都市も似たようなものかも。
いろいろ聞いてみると、以下のような事情だそうです。

              *

規制緩和が打ち出され、個人タクシーの新規参入が増えた。

個人の方は、クルマ好きだし、会社タクシーと差別化するために、いい車を使う。

街を流して客を拾うのでは燃料コストがかかりすぎる。
また、新しいタクシー会社も生まれているので、街中は激戦。

で、空港で待ち受ける形をとる。

空港から降りた観光客が、市内観光を頼む場合もある。
また、ホテルにつながって、市内観光のニーズを受けるようにする。

              *

ちょっと水を向けると、どんどん話してくれます。思いを背負って始めた仕事でしょうからね。

母子家庭で、子供がまだ大学生だとか、奥さんの稼ぎで食べている形なのが悔しいとか。
肩に背負った荷物も重いようです。

昨今の燃料高、本当に打撃らしい。
ガソリン車を使ってる人もありますから。
タクシー開業の規制もまた戻されるようです。
大変でしょうが、何とか、回っていってほしいと思います。
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by 50TEMPEST | 2008-07-15 10:20 | 見て聞いて考えた

万能利益の方程式

今、売り出しの勝間和代さんの「万能利益の方程式」を、本の腰巻からメモ。

 利益 = (顧客当り単価-顧客当り獲得コスト-顧客当り原価) × 顧客数


ごもっとも。

読んでないのですが、この式を見ながら、言わんとすることを想像してみました。

・顧客ごとに利益を出すこと。それが基本。
・ただし案件ごとではなくてよい。
・獲得コストも、ちゃんと原価として考えるべきこと。
・利益が伸びるためには、顧客数の伸びが重要。
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by 50TEMPEST | 2008-07-13 07:22 | 見て聞いて考えた

体験してはじめて

 体験して

  はじめて

   身につくんだなあ

             みつを

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どこぞのトイレに貼ってあった、
相田みつを の言葉。
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by 50TEMPEST | 2008-07-12 07:28 | 見て聞いて考えた