ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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私益・他益・公益

しばらく中断していたのですが、ひさしぶりに、「ローマ人の物語 塩野七生著」を読んでいます。
目下、カエサルのガリア戦役のあたり。

いつもながら、彼女の筆力には舌を巻きます。
かなりむずかしいことを書いているにもかかわらず、スイスイ体に入ってくるし、先に興味がつながって、手放せなくなります。

カエサルの働きかたに対する見方として、私益・他益・公益という切り口が登場しました。
カエサルは、ある仕事をするのに、ひとつの益だけでなく、複数の益をねらっていたというのです。

たとえば、同盟者のためになるとともに、国のためにもなることをする。
国のためになることをしつつ、自分の懐にも入るよう仕組む。


カエサルの記述を読んで、ふと思いました。
企業人でも、会社のためにも自分のためにもなるようなこと(怪しい金のやりとりは別)を仕組むのは、リスクテイクであり、仕事としてやりがいのある、おもしろいことですよね。


わが朝では、政治家の金の問題で、十年一日の国会論議、マスコミ論議。
目くそ、鼻くそを笑うがごとき足の引っ張り合いです。

そもそも、政治家が金銭的に清貧でなければならないのでしょうか。
少し脱線ですが、ついでに言えば、芸能人が異性関係に清潔でなければならないのでしょうか。
また、アスリートが、酒の上などに品行方正でなければならないのでしょうか。

ないものをねだるとか、益のないことで騒ぐとかするよりは、仕事の結果を常に問うていくほうがよいと思うのです。
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by 50TEMPEST | 2010-01-31 13:48 | 見て聞いて考えた

5つの影響力の源泉 その5

リーダーが発揮すべき影響力の源泉について、L&M社の小笹社長のモデルがあります。
私の経験もふりかえりながら考えてみます。

メンバーを動かす5つの影響力の源泉
①専門性
②人間性
③返報性
④一貫性
⑤厳格性

 ---------------
⑤厳格性

威厳を持ってふるまい、事の是非もきちんと示せる人には、誰しもついていきたくなります。

これは、人間の持っている反応様式のうち、支配的な親の自我状態(CP:コントローリングペアレント)という部分です。

幼い自分が何かしようとしたとき、親はNOと言って、厳しく反応することがあります。
その行動様式を取り込んで身につけるといわれているものです。

相手がCPで働きかけると、こちらは順応した子供の自我状態(AC:アダプティドチャイルド)で反応しがちです。
つまり、叱られた子供のように、従いたくなってしまうものなのです。

といって、CPは悪いものではありません。
社会のルールを維持し、行動を律していく大事な心の働きなのです。

またACも、叱られて委縮するようなイメージばかりではなく、フォロワーとしてリーダーシップに従うことは大事な心の働きです。
集団を維持していくためには、リーダーに従うことも必要であり、群れの動物として人間に備わった要素なのです。


厳格性は、言葉を換えると、父性ともいえるでしょう。
近頃、子供を叱れない親が増えています。

背景には、旧来の価値観の崩壊、それに代わるべき価値観の多様化があります。
親に厳しく育てられたとき、子供の育ち方として、親の価値観をそのまま継承して自分も厳しい親になる場合と、親の価値観を批判的に受け止めて自分は厳しくなりきれない親になる場合とがあるでしょう。
今は、後者が多いのだと思います。

しかし、社会であれ企業であれ、上に発つ者はあるべき姿=価値観を持ち、それに沿って行動することが大事です。
また、それを情報として日々発信することも必要です。

特に、年齢を重ねてきたとき、それが顔に現れると思います。
「40歳を超えたら、人は自分の顔に責任がある」とリンカーンが言ったのは、そこでしょう。

ただし、厳格は堅物になることではありません。
単に杓子定規になるのでなく、ある局面において、明確な価値観のもとにふるまうかどうかだと思います。


厳格性にもとづくリーダーの関わり方は、自我状態としては文句なしにCP:コントローリングペアレントでしょう。
思考・感情・行動のうち、働きかける部分としては行動ですね。



5つの影響力の源泉 その1
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by 50TEMPEST | 2010-01-24 11:50 | マネジメントのアイデア

地域活動スタートアップ講座募集中

日本ファシリテーション協会のメンバーとして、千葉市の【地域活動スタートアップ講座】をお手伝いすることになりました。
私はアシスタントですが、第1回のワーク進行を担当します。

お近くの方はご参加ください。

詳細は↓
案内チラシもダウンロードできます。

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■地域活動スタートアップ講座

『やれたらいいなと思うことはあるけれど、何から手をつけたらいいのかわからない』
そんなあなたも明日のための一歩を踏みだせるようになる、地域活動の初心者向け講座。

◎こんな人におすすめです!

・事業やイベントづくりに興味がある
・地域の活性化のために何かやりたい
・お友達、ご近所でサークルをつくりたい
・良い人間関係づくりに役立つ方法を知りたい
・自分の可能性を探ってみたい

[主ファシリテーター] 二宮 久美香(にのみや・くみか)
日本ファシリテーション協会所属。京都府の地域再生プロジェクトを推進する団体に所属するなど、地域の魅力や住民の力を活かしたプロジェクトを多数企画し、現在も進行中。

※今回は特別に託児を実施します。お子さんやお孫さんがいる方もお気軽にご参加ください。

開催日 2/16、2/23、3/2、3/9 全4回 10:00~12:00

対象・定員 市内在住、在勤、在学者  20人 ※応募多数の場合抽選

託 児  託児希望の方は、お申込み時にお子さんの名前(ふりがな)、年齢も明記してください。
     また、託児はボランティアの方々の協力を得て実施します。
料 金  無料(託児も無料)

申込方法 ●メールで応募 (詳しくは下記) 
       ●郵送(往復はがき)/FAXで応募 (詳しくは下記)

締切日 申込期間  1/15(金)~1/31(日)


宛先:〒260-0045 千葉市中央区弁天3-7-7
    千葉市生涯学習センター企画研修係 宛て
    TEL 207-5820 FAX 207-5822
    E-mail:kouza@chiba-gakushu.jp
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by 50TEMPEST | 2010-01-18 07:07 | ファシリテーション

印象吟

時々参加している「事例研究会」で、川柳ワークショップがあり、参加してきました。
場所が、小石川後楽園の涵徳亭だったことにも魅かれたのです。

私が参加するのは2回目ですが、ここでやるのは印象吟。
これは、言葉以外のお題で短時間で作り、出来を競うものです。

お題は、写真だったり、物だったり、音楽だったりします。
これがなかなかむずかしい。

たとえば今回は、

1回目  △ …三角の図で
2回目  音楽「フィンランディア」を聞いて

でした。


恥ずかしながら、私の句。

 △ で
      年暮れて 旧友と飲む 甲羅酒

      「このくらい」 幼子語る 両手かな

 フィンランディアで

      ぶっちぎり 駅伝に 年の運をよむ

      手術着で 成功告げる 医師の汗


今回はちとまじめすぎたな、と思います。
自分としては、もう少し洒落っ気を入れたいところではありました。

しかし幸いにも、「このくらい」と「手術着で」を、多くの方が抜いてくださいました。
なかでも、選の理由を述べるときに、「このくらい」を選んでくれた仲間が、みなさん両手で私のイメージ通りの形をしてくれたのが、とてもうれしいことでした。
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by 50TEMPEST | 2010-01-17 15:06 | 見て聞いて考えた

○○のスキル

本を書きたいと思っているので、新聞の出版広告が気になるのですが、「~の技術」、「~術」、「~力」といったタイトルがとても多いと感じます。

私の書棚のビジネス書群にも、あらためてながめてみると、そんなタイトルのものが本当にずいぶんあります。
芸がないな、もう少し何とかならないかな、と思うことがあります。


そんなタイトルを流行らせたのは、齋藤 孝先生ではないでしょうか。
実際についたタイトルがどうであれ、たくさんの著書の中で、齋藤先生は何かを意図的にできるようにすること、つまり「技」化することを薦め、その「何か」を、いろいろ切り出して見せてくれました。

それが段取りだったり、上機嫌でいることだったりするわけです。
先生の、そんな主張には説得性があると思います。その考え方には共感します。

言わば、何かができるようになること、それを後天的に獲得していくのであれば、「スキル」という方が正しいのでしょう。
しかし、スキルという言葉は、もうひとつなじみが薄いので、「~力」になってしまう。

すると、いかにもハウツー本のように感じてしまいます。
そのあたり、どうなのかなと思います。


他の方の本は、名実ともにハウツー本ですね。
そこにニーズがあるのでしょう。

ハウツー本ですよ、と看板を掲げているようなものですから、それでいいのです。
いつの世も、即効的に身につけたいという人はいますから。

昔は、「~学」なんてタイトルが多かったように思います。
学問だけが尊いわけではありませんから、実用を感じさせる点では、今の流行のほうがいいのかも。

このテンポの速い世の中、仕事で求められる能力を、とりあえず走りだせる程度でも手軽に得ることには、それはそれで意味があると思っています。


そういえば、若いころ上司に、ハウツー本ばかり読むな、と言われたものです。

文学のような、深いものを読めということだったのでしょうか。
専門書を読めということだったのでしょうか。
今思えばよくわかりません。
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by 50TEMPEST | 2010-01-11 10:05 | 見て聞いて考えた

男はなぜギャンブルが好き?

喫茶店に入ったら、テレビで競馬中継をやっていて、友人(女性)が、なぜ男性はギャンブルが好きなのでしょうと言い出しました。

私の意見は、DNAレベルでの性差なのではないか、ということです。

そもそも、原始人の時代には、女性は産み育てる役割であり、男性は獲物を獲ってきて養う役割でした。
だからこそ、大物狩りに遠くに行くために、男性には地図感覚が備わっているわけです。

男にとって、戦うとか、狩るとかいうのが「仕事」だったのです。
そして生きる上で必要なことは、生物としては「楽しく」感じるのです。

時は移り、「仕事」=肉体的に戦うこと、ではなくなりました。
しかし、もともとの特性として戦うことがプログラムされていますから、代替行為を楽しく思うのだと思います。

競技を見て楽しく思うのは、それでしょう。
また、何かを賭けるのは、形を変えて参加しているのでしょう。


ビジネスでの「仕事」だって、男たちは、かつて狩りに外に出かけ、獲物を持って、妻子の待つ洞穴に帰ってくるというイメージを、心の中で追っていたと思います。
俺が養わなければ…と、ある意味でけなげに働いてきたのです。

忘れてはいけないのは、「仕事」は楽しみなのだということです。
前に述べたように、戦いや狩りにつながるものですから。
そして、その楽しみを男の物として占有してきました。

今、仕事の世界は男だけのものではなくなりました。

仕事社会への進出で、女性はその「楽しさ」に目覚めました。
仕事は男性の占有物ではなくなり、男性が女性に負けることも出てきます。

男らしさを、アイデンティティとして表現できる場面が、どんどん少なくなってきています。
いわゆる「男性の草食化」もそんな要因があるかもしれません。

いかがでしょうか。
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by 50TEMPEST | 2010-01-09 11:32 | 見て聞いて考えた

5つの影響力の源泉 その4

リーダーが発揮すべき影響力の源泉について、L&M社の小笹社長のモデルがあります。
私の経験もふりかえりながら考えてみます。

メンバーを動かす5つの影響力の源泉
①専門性
②人間性
③返報性
④一貫性
⑤厳格性

 ---------------
④一貫性

人を引っ張る上で、一本筋が通っている人には、ついていきやすいものです。
今風に言えば、「軸がぶれない」というやつです。

政治指導者をイメージするとわかりやすいでしょう。
あるべきビジョンを掲げて、それに向けて着々と手を打つ人には魅力があります。

ケネディ大統領がいまだに人気があるのは、劇的な死もありましょうが、ニューフロンティアというキーワードのもとで仕事をしていったからです。
反対に、わが朝に見るごとく、何も打ち出せない人、つつかれるたびに態度を変える人は、人気がありません。

企業内では妥当な価値観を持ち、いつもそれに沿って発想し、また決定しているかです。
上の顔色ばかり気にしたり、前例をよしとしている人には、影響力を感じません。

リーダーが一貫して行動していれば、フォロワーも、その方向で発想してくれるようになります。
リーダーがこれを求めているのだろうと提案を上げたのに、コロコロ方針が変わるのでは、部下はかないません。

そう考えてくると、下から読めるということが大事ですね。
したがって、リーダーは自分の判断軸につながる情報を発信することです。

私の経験では、朝令暮改を公言している上司がいました。
細かいところを気にする人で、こちらは、はじめのうち、やっていられないなと思ったものです。

しかし、長くつきあううちに、とても認めてくれるようになりました。
それは朝礼暮改とは言いながらも、その陰にある彼の価値観がわかってきたからです。

会社のことを大局的に、かつ自分の責任として考えている人でした。
ただ、その情報発信のしかたが不器用だったのですね。


一貫性にもとづくリーダーの関わり方は、自我状態としてはCP:コントローリングペアレントとA:アダルトでしょうか。
思考・感情・行動のうち、働きかける部分としては思考ですね。


5つの影響力の源泉 その1
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by 50TEMPEST | 2010-01-06 10:31 | マネジメントのアイデア

むかーし、あったんだどー 87 もらい湯

子供の頃、お風呂は銭湯でした。
内風呂を持っている家は、あまり多くはありませんでした。

小、中、高校時代をすごした家では、ご近所に2軒ほど内風呂のある家があって、時々入りに行きました。
湯銭などはさほどの額ではありませんが、我が家は銭湯が遠くて15分も歩かなければなりませんでしたから助かりました。

子供の身としては、あまり好きではありませんでした。
銭湯のほうが広いし、洗い場も暖かく、伸び伸びできたからです。

お湯のやわらかさという点でも、内風呂はひりつく感じがしました。
同じお湯なのにどうしてだろうと、父に聞いた記憶があります。

当時は、毎日お風呂に入る習慣はありませんでした。
父はサラリーマンで、汗にまみれる仕事ではありません。

そのお宅でも、今のように毎日お風呂を立てるわけではありませんでした。
お風呂を立てた日は、わざわざ誘いにきてくれました。

わかしてさえしまえば、水にしても、燃料にしても、たくさんの人が入ったほうが節約になります。
今流に言えばエコでもありますね。

とはいえ、私たちが入る分、多少とも余計に燃料がいるわけです。
また、湯上りに、しばらくテレビを見せてもらったりもしました。

考えたら、ご近所づきあいというものは、今とは比べ物にならないくらい親密でしたね。
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by 50TEMPEST | 2010-01-05 11:12 | むかーし、あったんだどー

昔の夢はいい夢だ

昔の夢はいい夢さ。

  なんともならなかったけれど、持っていてよかった。


The old dreams were good dreams.

     They didn't work out, but I'm glad I had them.


         ~映画 『マディソン郡の橋』より~

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先日、BSで初めて見ました。
ラストシーンばかり有名でしたが、映画としてはけっこう色っぽいんですね。

それはともかく、劇中でキンケイドが言うセリフが心にひっかかりました。
後半は、あえて意訳すると、

 結局叶わなかったが、まあよかったと思ってるよ。
 それなりに頑張ったし、今はいい思い出だからね。

といった感じでしょうか。
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by 50TEMPEST | 2010-01-04 11:27 | どこかで知った名言・至言

むかーし、あったんだどー 86 前売りの行列

劇場などのチケットが手に入れるのは、昔はけっこうたいへんでした。
何しろ、チケットを入手するには、基本的にその劇場に行かなくてはならないのです。

人気イベントには、発売日の前の晩から泊まり込みが出たなんてこともありました。
話題作りの少し大げさな報道としても、建物を何巻きしたとか、周辺の一ブロックを取り巻いたとかもありました。

物によっては、前売り券コーナーに出る場合もあります。
私の地元では、映画の前売り券などはデパートにありました。

東京に来てから、赤木屋なんて前売りチケットコーナーが何箇所かあることを知り、便利に思いました。
東京はイベントに来る人も多いですから、早く入手しておく必要はあっても、なかなか現場まで行けません。

若いころ、よく落語の会に行っていたのですが、紀伊国屋寄席などは、見に行った日に翌月の分を買わないとダメでした。
国立劇場の落語研究会も、常連ばかりで入手困難と言われた時代がありました。

歌舞伎座は電話申し込みができましたが、人気役者のいい演目は、予約日に電話をかけまくってもなかなかつながりませんでした。

近年はインターネットで入手できるものがふえて、楽になりました。

それでもはじめのころは、ネット取扱い枠は、いい席ではありませんでした。
今はそんなこともなくなり、ほんとうに便利だと思います。
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by 50TEMPEST | 2010-01-03 11:00 | むかーし、あったんだどー