ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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ひさしぶりに落語会に

千住落語会 東西「一門」競演

 笑福亭仁鶴 青菜
 柳家さん喬 井戸の茶碗
 笑福亭仁智 スタディベースボール
 柳家喬太郎 座右の銘
 柳家小太郎 皿屋敷


この手の落語の会に遠出するなんて、ひっーーさしぶーーりーーというぐらいに、ひさしぶり。
私、これでも学生時代は落語研究会なんですが。

仁鶴さん、往年の破天荒さはまったくなくなり、しっとりと。
ははぁ、こんなやり方もあるのかという感じ。

さん喬さん、井戸の茶碗が人情噺になりました。
これも、こんなやり方もあるのかと感心。

人情がかった話のときの、この人のセリフの新劇臭さがねえ…。
昔、雲助さんとの二人会を聞きに行っていたことがありまして、そこだけが嫌でした。

しばらくぶりで聞いたら、そこにさらに磨きが…。
うますぎるんですよ。ホロッとしてしまいました。

喬太郎をナマで聞いてみたかったのです。
口慣れた軽い話でしたが、さすが達者です。
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by 50TEMPEST | 2010-03-31 09:57 | 見て聞いて考えた

火星が出てゐる 高村光太郎

  火星が出てゐる 
             高村光太郎


火星が出てゐる。

要するにどうすればいいか、といふ問いは、
折角たどった思索の道を初にかへす。
要するにどうでもいいのか。
否、否、無限大に否。
待つがいい、さうして第一の力を以て、
そんな問に急ぐお前の弱さを滅ぼすがいい。
予約された結果を思ふのは卑しい。
正しい原因に生きる事、
それのみが浄い。 ※
お前の心を更にゆすぶり返す為には、
もう一度頭を高くあげて、
この寝静まった暗い駒込台の真上に光る
あの大きな、まっかな星を見るがいい。


火星が出てゐる。

木枯が皀角子の実をからから鳴らす。 ※
犬がさかって狂奔する。
落葉をふんで
藪をでれば
崖。


火星が出てゐる。

おれは知らない、
人間が何をせねばならないかを。
おれは知らない、
人間が何を得ようとすべきかを。
おれは思ふ、
人間が天然の一片であり得る事を。
おれは感ずる、
人間が無に等しい故に大である事を。
ああ、おれは身ぶるひする、
無に等しい事のたのもしさよ。
無をさえ滅した
必然の瀰漫よ。 ※


火星が出てゐる。

天がうしろに廻転する。
無数の遠い世界が登って来る。
おれはもう昔の詩人のやうに、
天使のまたたきをその中に見ない。
おれはただ聞く、
深いエエテルの波のやうなものを。
さうしてただ、
世界が止め度なく美しい。
見知らぬものだらけな不気味な美が
ひしひしとおれに迫る。


火星が出てゐる。
 
 ※浄い きよい
 ※皀角子 さいかち
 ※瀰漫 びまん
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by 50TEMPEST | 2010-03-30 14:17 | 朗読

しあわせ

仕事がある しあわせ
人とともに力を合わせられる しあわせ
人の役に立てる しあわせ
世の中とつながる しあわせ
足跡を残せる しあわせ

愛する人とともにいられる しあわせ
愛する人がそばにいてくれる しあわせ
支える しあわせ
支えてもらえる しあわせ
ぬくもりを感じる しあわせ

ねぐらのある しあわせ
好きなものがまわりにある しあわせ
先人の智を味わう しあわせ
何かを生み出せる しあわせ
そして泣き、笑う しあわせ

生きている しあわせ
季節を感じる しあわせ
寒いと感じる しあわせ
暑いとも感じる しあわせ
木々の芽吹きを見る しあわせ

元気にすごせる しあわせ
美しい景色を見る しあわせ
おいしく食べられる しあわせ
歩き、走る しあわせ
今日も目覚めた しあわせ
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by 50TEMPEST | 2010-03-30 10:14 | 見て聞いて考えた

研修のプロセス管理

このところ、女性と話し合いながら研修プログラムを作るという経験を二度しました。

内容を話し合って作ったり、進行を日替わりでやるなどです。
目のつけどころが違って、とてもよい勉強になったと感じています。

大きな学びは次のふたつ。

◎今、何のためにこのワークをしているのか、をこまめに言うこと

◎やってもらったことに対しては、答を示す、全体でわかちあうなど、ケリをしっかりつけること

どちらもプロセスに対して、もっと神経を配ったほうが、よい結果につながるということです。


プログラムを作る上で、ゴールに至るステップをきざむことには、私はそれなりに神経を使っているつもりなのですが、いざやっていただくときには少し無造作なところがあったと反省しました。

概して男性の講師はそんなところがあるそうです。
極端に言えば、「やればわかる」式に放り出し、やらせたことに収まりをつけず、そのまま先に進んでしまうというわけです。

私も、企業で、特に若い方対象に研修する経験で育ったせいでしょうか、そんな傾向があります。
多少無造作に扱っても、わかろうとしてくれる受講者ですから。

しかし、年齢が上がるほど学びのガードは固くなりますし、まじめな方ほど、収まりがつかないと、そこに意識が向かってしまい、先に進めなくなってしまうのは当然でもあります。
今回やったのは、どちらも、根っからの企業人ではなく、年齢もある程度以上という方たちが受講者でした。

プロセスに対して、しっかりケアする言葉をあてること。
今回、女性講師を観察していて、こまめな投げかけで受講者さんが落ち着くのを感じました。

「では、~のために、こんなことをやってみましょう」
「今やっていただいているのは、次の~の準備です」
「では、ちょっと聞いてみましょう。どなたか…」
「なるほど、…ということですね」
「ここでは、~ということを知っていただきました」

そんなトークを、もっともっとていねいにしようと思いました。
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by 50TEMPEST | 2010-03-27 11:28 | 仕事の記録

アンケートの設問

研修講師にとって、事後アンケートは大事なものです。
鏡であり、栄養剤です。

最近はセミナーを自分で主催することがないので、アンケート作りに関わることが減りましたが、以前はあれこれ工夫しました。

何の機会だったか忘れてしまいましたが、少し前に参加者として見たアンケートの設問に、下記がありました。

 選択式で、
  1.知識が得られた
  2.知識が深まった
  3.知識が整理強化できた

なかなかロジカルでおもしろい表現だなと思いました。

半面、そこから得られるものは「知識」だと決めているわけで、その点に疑問を感じました。
というのは、知識だけでなく、行動の習得なり、意識変革なりもはかりたいというのが、講師側の考えだからです。

短時間1回限りの講演という形であれば知識付与がゴールでしょうが、もし長期的な関わりが可能であれば、行動の変容習熟などもねらうことになるでしょう。

内容、時間、手法などは、なってほしいイメージから決まってきます。
このアンケートの際は、ゴール設定について、主催側と講師側のすり合わせがあったとは感じられませんでした。

ちなみに、私がよく使った設問は、下記のようなもの。
これもどこかで出会って、気に入ったのです。

 ◎開始前と後とでは、あなたにどんな変化がありましたか
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by 50TEMPEST | 2010-03-23 10:21 | 仕事の記録

ケア・マネージャーさんのためのファシリテーション

先日、川崎市の社会福祉協議会から機会をいただいて、ケア・マネージャーさんにファシリテーションの研修をしてきました。
日本ファシリテーション協会経由でいただいたお話でした。

皆さん熱心に参加してくださいました。
こちらとしても、協会に所属する介護業界の仲間に力を借りて、達成感のある仕事ができました。


参加申し込みが、主催者の想定を超えて、なんと100人を超えました。
会場の制約で、かなりお断りせざるを得なかったそうです。

最終的には78人の方が参加されました。
それだけご関心が高いのだと思いました。

色々背景のお話をうかがいました。
ケア・マネージャーの仕事は、サービス担当者会議といった形の会議が多く、それらではまとめ役の立場になることが多いのです。

そして、会社員などと違い、あまりそうした経験を積み上げてこなかった方が多いので、「うまくいかない」感じを引きずってしまうのだそうです。
また、介護という世界は人間が対象ですから、手間を惜しまず自ら体を動かすのが得意な人や、人に寄り添うことに喜びを感じる人は多いでしょうが、達成すべきゴールに向けて、テキパキと話を進めることは、得手でないのかもしれないと思いました。


ケア・マネージャーさんたちは、たくさんの勉強を求められます。
身につけるべきことの、体系化の努力はされているようです。

しかし、ファシリテーションのような実用的なスキルは、まだその中には入っていません。
ぜひ早いうちに、簡単なことからでも、身につけていただきたいものです。

ファシリテーションは、知識を仕入れればよいというものではなくて、経験しながら磨いていく部分が多い、実用スキルの集積です。
ですから、何かまず得意なところを作れれば、実践の中で幅を広げていけるのです。
少なくとも、「うまくいかない」感じを引きずりながら仕事を続けることのストレスは、かなり減るだろうと思います。

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◎ケアマネージャーのための「ファシリテーションとリーダーシップ」
  ~まとめ役の力をつけよう~

オープニング

■支援型リーダーの時代
○そもそもリーダーシップとは
○そもそもファシリテーションとは
○そもそもよい「会議」とは

■効果的な話し合いの進め方
1. 共有の段階
2. 発散の段階
3. 収束の段階
4. 統合の段階

■まとめ・ふりかえり


まず背景的な知識を整理した上で、話し合いの流れの、標準的な段階を追いながら、できるだけ実用的なスキルをご紹介しました。

今回は入門講座的な内容になりました。
機会があれば、より実践的な複数回の講座などの形でできたなら、すばらしいと思います。
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by 50TEMPEST | 2010-03-19 14:22 | 仕事の記録

何とかならんか その9…子供の虐待

このところ、児童虐待のニュースが続いて、暗澹たる気持ちになります。

自分の子供なのに…。

母親だけを責めるつもりはありませんが、夫をつなぎとめるために、わが子を守らず、一緒に虐待する形がけっこうあるように見えます。

その親がどう育てられたかが反映するのだと思います。
子育ては継承スキルなのです。

親から子へ、またその子が親になって…。
愛情厚く育てられれば、自分もそのように育てるでしょう。

人間として安定していないことのはけ口が、子供に向かっています。
父親の方も、それは同じこと。

自分のままにならないからと、子供に暴力をふるう、食事を与えない…。
心身両面で与えるものさえちゃんと与えれば、子供は、いっぱい生きるエネルギーをこちらにくれる存在なのに。
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by 50TEMPEST | 2010-03-09 19:22 | 見て聞いて考えた

何とかならんか その8…皇室報道

某家のお嬢さんが不登校の気配とのこと。

そんなことがニュースになって流されること自体がどうなのでしょう。
とてもデリケートなことだと思いますので。

学校の体制の問題にも疑問なくはないですが、当人の受け止め方の問題ですからね。
問題発生の責任者をこしらえても、しかたがないと思います。

そもそも学校に行かなくたっていいでしょうに。
別に、学歴がないとどうとかいうことはないのですから。

騒がず、そっと、あたたかく見守ってあげるのが一番だと思います。
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by 50TEMPEST | 2010-03-06 10:36 | 見て聞いて考えた

定年の壁 …会社への思いの壁

先日、ある知人と久しぶりに会って、話しました。
彼は数年前に企業を定年退職し、今はこれまでの経験を活かして講師活動をなさっています。

そんな彼にしても、定年という節目は大きかったそうです。
彼の場合は、大学院に行くことで、自分のあり方を見つけたのだそうです。

私は以前人事をやっていて、定年1年前のライフプランセミナーの講師を10年近くやり続けてきたので、色々な先輩たちを見てきました。
確かに、いろいろな心理状態になると、うかがい知ることができました。

乗り越えるべき「定年の壁」と、言ってもいいかもしれませんね。

・会社への思いの壁
・家での地位の壁
・時間の使い方の壁
・他人の視線の壁
・家庭経済の壁

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◎会社への思いの壁

今、定年を迎えた方たちは、いわゆる団塊の世代。高度経済成長を支えた方たちです。
今大会社になった会社でも、その基礎作りに苦闘されたはずです。

また、勤勉を価値として、朝早くから夜遅くまで働いた方が多い。
いわば、青春を賭けた対象が会社です。
会社と自分の人生が不可分になっています。

その会社から、もういいよと別れを告げられるわけですから、そう簡単に割り切れるわけはありませんね。
もういいの?
そんな簡単なことなの?
私の貢献はどう評価されてるの?

でも、残念ながら、会社はマラソンというより、駅伝なのですね。
タスキを渡すことで、後輩が走り続けられるのです。

別れにしても、儀式化することで、事実の部分と思いの部分を切り分ける必要があるのです。
毎年定年は発生するのですから、会社は、思いのほうにはつきあいきれないのです。

会社が契約として責任を持つのは、定年まで。
多くの方は正社員でしょうが、その労働契約は「期限のない契約」です。

しかし、その契約にも終期は決めてある。
だからこその「定年」なのです。
そのあとは、就職の前の状態に戻るのですね。

これを乗り越えるのには、ドナルド・E・スーパーが提案した「ライフロール」という考え方がヒントになるかもしれません。
人生には多くの役割があり、人はその役割をすることで安定するというのです。

職業人、この場合は会社人という役割が終わったわけです。
しかし、役割はそれだけではありません。

他の役割に目を向けたり、新たな役割を作り出すという行動が求められます。
たとえば、新しい仕事を持つことで別の職業人の役割を作るもよし、家庭人の役割を大事にするもよし、地域活動を始めて市民としての役割を強めるもよしです。
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by 50TEMPEST | 2010-03-05 10:26 | 見て聞いて考えた

地域活動スタートアップ講座あと1回

4回シリーズの講座もあと1回を残すだけとなりました。
私は、1回目の場づくりと、以降の回のオープニングのアイスブレイクを担当しています。

ファシリテーション協会に来た話なのだから、チーム作りや、話し合いに役立つスキルを提供しようと、簡単なアイスブレイクなどをご紹介しているわけです。
普通の市民向け講座としては、少し異色かもしれませんね。

多少とまどいながらも、皆さん楽しんでいただけているようで、回を追うごとに雰囲気が柔らかくなってるのを感じます。

さまざまな関心を抱えた方が、集まってくださっています。
一口に地域活動といっても、いろいろな分野とレベルがあるのですね。

私は、仕事場が東京でしたし、東京ばかり見て暮してきたようです。
地元に、こんなにいろいろな活動がなされていること、またそれをサポートしようという窓口があることに、目が行っていませんでした。

2月は暇かなと、手を挙げてみたのですが、意外な収穫もあったように感じます。


地域活動スタートアップ講座募集中
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by 50TEMPEST | 2010-03-03 12:08 | 仕事の記録