ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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対前年比

在職中をふりかえると、経費節減(間接費のコストダウン)を言われてばかりいた気がします。
確かに、バブルの前、社会が成長していった時代には、放置していれば出費は膨れていったのです。

「対前年比」という言い方でよく言われましたね。
〇円ダウンとか、〇%ダウンとか。

チマチマした節約を積み上げるのではダメです。
抜本的な改善にならないから、一度何もないところから考えるべきだというわけで、かつて流行したのが「ゼロベース」という言葉。

情報化についても、経費節減の観点から提案されてきたのです。
今はパソコンの1人1台など当たり前ですが、ここに来るまでには、「この仕事には何人何時間かかっていて、それがこうなるから、いくら減る計算になり・・・」などと大まじめに資料を作っていました。


ある意味、経費節減は錦の御旗であり、それさえ言っていれば仕事をしていることになるというやつ。
しかし実は私は、以下のような疑問がいつもモヤモヤ頭にあったのでした。

◎実態をピタリと示す対比資料はどうすればよいのか。
 人も仕事も増えているのに、単純な前年比でよいのか。

◎表面上の数字を作るために、出費を抑えて人手で済ます、そんな非能率も許されてしまう。
 そこもあぶり出すような指標はどうすればよいのか。

◎減らせ減らせで減らしたカネは、利益になる。
 利益になれば、半分以上税金に持っていかれるが、それでよいのか。
 何か「前向きにする」ことに回してこそ生きるのではないのか。

◎何でもかんでも「とりやめる」ことばかり。
 それではいけないのではないか。新たに始めることも必要のはず。
 そうしてはじめて企業の成長が起きるのではないか。

◎社内の空気が、「考えない」「言い出さない」になってしまう。
 それでなくても、「右向け右」が得意の会社なのに・・・。

◎昼休みに電気を消せなども、よく言われること。
 シンボル性などと称して、実質的な効果が疑問なことでもとりあげられる。
 雨の日、曇りの日などは真っ暗。
 副作用として気持ちが暗くなるのはどうすればよいのか。

◎ガマンさせるためには、目指すべき夢が必要なのではないか。
 マイホームを持つ夢のために、人は遠くのスーパーのバーゲンに行く。
 そんな夢を、どうやって共有すればよいのか。

◎要するに、もっと抜本的な対策はないのか。

上から大号令がかかると、それなりの形は作るのですが、少したつと「喉元過ぎれば」というやつ。
いつの間にか、ズルズルになるのは、どちら様もご多分にもれず。

そんなこんなの歴史を積み重ねて、あの会社は、利益を「ひねり出す」力はすばらしいが、「あらたに産み出す」力はもうひとつ、という企業風土になっていったのかなあ、と思います。


思い返しながら周囲を見回すと、昨今は、節電の必要というので、あれもこれもというムードです。
経費の節約、電気の節約。何か通じるものを感じてしまいます。

勤務日を変えるとか、時間をずらすとか、かなり抜本的な施策が出ているのはけっこうな話。
ただ、中には精神論の話も、かなりありそう。
ぜひ、副作用も計算に入れて、効果を目指してほしいものです。


◆ここから学んだツボ
・ガマンという精神論には、モチベーションダウンという副作用が
・発想は風土に影響される
・本気のガマンのためには夢が必要
・「上から」対策ばかりでは、社員は依存して、本気で取り組まない
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by 50TEMPEST | 2011-05-30 17:41 | マネジメントのアイデア

新人の自己肯定マインド研修

金融某社での研修例です。
新人研修全体の最後、仕上げ的な位置づけで、私が機会をいただいています。

当初のイメージは、ちょっとした社会講話的なご依頼でした。
しかし、業態柄、たくさん新人が入られるのですが、ご多分にもれず色々と問題を抱える方もあるとのこと。

それなら、もう少し時間をいただけないかとお願いし、自己肯定をテーマに、3時間の研修という形になりました。
おかげさまで、その後も毎年ご依頼いただいています。

一か月、実務的な知識をたくさんインプットされ、さあこれから配属という節目。
少しの間、自分に向き合い、自分は大丈夫なのだと、確認してもらうのも意味のあることです。

これからの長い仕事人生の、土台になればいいな、と願ってお話ししています。
今年は、AKB48なども引き合いに出して、身体を動かしながら楽しんでいただきました。

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◆新人のセルフマネジメント(自己肯定マインド研修)

 オープニング

1. 自分とはどんな人?
  ・エゴグラムでみる自分の反応癖
  ・みんな違ってみんないい

2. 私もあなたもOK
  ・口癖でみる対人関係の立ち位置
  ・名前にこもるメッセージ
  ・「大人」の私の決意
  ・自分を受け入れる、他人を受け入れる

3. まとめ
  ・立ちはだかる壁とは
  ・自分の人生の主人は自分自身
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by 50TEMPEST | 2011-05-28 11:57 | 仕事の記録

夢と志

遠い先の、ありたい姿のイメージを「夢」と言いますね。
これは、いつの頃からのことなのでしょうか。

おそらく横文字の訳から来たのでしょう。
しかし、日本語で「夢」と言うと、まずは夜、眠りながら見る物です。

もろい、はかない、といった感覚がつきまといます。
そんなことがあって、私は未来予想図と言っているのです。

さて、昔は「志」と言ったのではないか、と最近思い当たりました。
特に、個人にとってのありたい姿については、そうだと思います。

実現のためには行動が必要であり、そこには意志の力がいります。
頭の中でころがしているだけではだめ。

となれば、「志」のほうが、そこに向かうぞという力を感じられて、適切だと思います。
漢字の力は、すごいです。
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by 50TEMPEST | 2011-05-26 10:01 | 見て聞いて考えた

人生にはふたつある

人生にはふたつあるという言い方は、たくさんの人がしています。
中身は皆、それぞれですが。

こんなのは、いかがでしょう。

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  人生にはふたつあるわ。
    学ぶ期間と、その後。

     ・・・・・・・・映画『ナチュラル』より

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主人公ロイ・ホッブスは野球の天才でありながら、かつて未熟さから半生を棒に振り、今もその事件を種におどしをかけられています。
過去を悔いる彼に、昔の恋人が言うこのセリフ。
グッとくると思いませんか。

誰か悔んでばかりの人に、言ってあげましょう。
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by 50TEMPEST | 2011-05-25 07:30 | どこかで知った名言・至言

分社化の段取り

企業が分社化したり、逆にM&Aで買収して統合したりと、企業組織が再編されるのは普通になりました。
自分が入った会社が、先々どうなるかなど、わかりません。

事業単位に子会社化するのは、昔から珍しくありませんが、少し前にアウトソーシングという言葉が紹介され、スタッフ業務を子会社化することも珍しくなくなりました。
スタッフが「稼がない部門」だとすれば、グループ内でどう合理化するかは、企業にとり、以前から切実なテーマです。


私の知っている、ある実例です。

A社では、持ち株会社を残して、事業ごとの分社に再編しました。
スタッフ部門も、持ち株管理機能を除き、グループ内にサービスを提供しつつ、外販もする事業会社としました。

A社のすばらしいところは、グループ構成のデザイン。
各社で当然必要になる人事・給与システムも、スタッフ会社が共通に管理する構造にしたうえで、複数の異なる制度を扱える大型パッケージソフトを採用して、それをまずスタッフ会社に与えました。

これにより、各社は独自性を保ちつつ、システム投資なしに、そのコストをランニングコストにできたのです。
また、専門要員を養成する必要もなく、事業に集中できることになりました。

スタッフ会社は、それまでと同じハード環境のもと、計算基準(期間、項目、体系など)は各社ごとだとはいえ、同一ソフトで、つまり操作は皆同じという形で処理することになりました。
それまでのノウハウをベースに、分社化後の、人のマネジメントは容易になったわけです。


B社では、主事業はそのままに、比較的粒の小さい事業を子会社として切り出してゆくという手法をとりました。
ソフトランディングを第一にしたと言えるかもしれません。

スタッフについては、まず人事、総務、経理部門のうち、事業として成立しそうな業務を選び出し、それを子会社化しました。
少し間を置いて、システム部門も分離し、先にできていたスタッフ会社に移しました。

ホストコンピュータは親会社のものとし、人事・給与システムには手をつけませんでした。
その管理業務だけをスタッフ会社に請け負わせたわけです。

スタッフ会社を含め、それぞれの子会社は、自分たち自身の処理をどうするか、から考えなければなりませんでした。
システム投資も、自社でする必要がありました。

また、他の子会社に対しては、いちいち営業して獲得する必要もありました。
そんなこんなで、スタッフ会社が各子各社の制度やシステムを引き受けられるようになるには、かなりの時間がかかりました。

親会社のシステムはそのままですから、そのための要員もそのままです。
子会社の身丈に合ったシステムを管理する要員は別途必要になり、しかも互いのノウハウはあまり互換性がありません。

1社のための仕事を覚えれば、他社の仕事もできるようになるA社。
ホスト処理のチームとパソコン処理のチームとが併存し、今も、それぞれ別個にノウハウを蓄積しているB社。
結果として得られた合理化メリットの差は、どんどん広がっていると言えるでしょう。


実は、私が直接経験したのは、B社のほうです。
その時その時の判断の限界といえばそうなのですが、戦略的構想力の如何で、結果は大きく変わるのだと痛感したものでした。
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by 50TEMPEST | 2011-05-23 14:39 | マネジメントのアイデア

ごめんね

バスの中で出会った、子連れの若いお母さんの話です。
Aさんとしましょうか。

やはり子連れの、別のお母さんと、ご一緒でした。
Bさんとしましょう。
AさんとBさんは、幼稚園のママとものようです。

Aさんの子供に、Bさんの子供が何かしてあげました。
Aさんは、「~ちゃん、ごめんねえ」

Aさんに、Bさんが何かしてくれました。
脇を通してくれたという程度のことです。
「~さん、ごめんねえ」

そういう時、日本語では「ありがとう」というのだと思うのですがね。
おそらくは、「すみません」が変形したのではないかと思い当たりました。

今、感謝をあらわす「ありがとうございます」の代わりに、「すみません」ということが多いですよね。
これは「(お気づかい)恐れ入ります」という、ヘリ下った表現が、簡単な形に変化していったのではないかと、考えています。

それがさらに、くだけたつもりで、「ごめんね」になったのではないか。
しかしそれにしても、そんなに謝りまくるのは、成育歴的に何かあるのではないかと思ってしまいます。
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by 50TEMPEST | 2011-05-19 19:18 | 見て聞いて考えた

写真を丸く抜くには

エクセルで資料を作っていたカミさんが、写真のフチをカットして、丸く抜いて貼ることはできないか、と言い出しました。

思いつく方法をあれこれ試してもできず、イラスト加工用のソフトを買うほどでもなし・・・、ふと思いついて検索してたら、見つかりました。
あるものですね。

参考にしたのは、こちらのブログです。
ありがとうございました。

忘れそうなので、自分でも、Office2007ベースでアップしておきます。


【操作方法】

挿入⇒図形⇒マルを描く。もちろん何の図形でもよい。

描いたマルを指定し、アクティブに。
右クリック⇒オートシェイプの書式設定

「色と線」のタブで、「塗りつぶし効果」ボタンを押す。

「図」のタブで、「図の選択」ボタンを押す。

マイピクチャーの画面が開くので、使う写真を選ぶ。
イラストでもよい。

OK⇒OK で出来上がり。


オートシェイプと写真は、中心で合わせているらしい。

写真の方をあらかじめトリミングしておくと、美しくはめこめる。
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by 50TEMPEST | 2011-05-17 22:37 | 見て聞いて考えた

むかーし、あったんだどー 106 白黒写真

写真についての変化は、ほんとうに大きなものです。
昔は写真は白黒でした。
今はカラーですが、カラーフィルムの時代から、さらにカラーでデジタルの時代と、2段階移ったようです。


私がはじめて写真を撮ったのは、小学生の時、おもちゃのようなカメラをいただいたときです。
その後成長するにつれ、一眼レフにあこがれたものです。

しばらくの間、カラーフィルムは高いものでした。
ですから、カラーが出始めても、庶民はよほど何かでなければ、カラーなど使いませんでした。

しかし、あっという間にカラーが優勢になりました。
バカチョンといわれた、家庭用カメラの普及とともに、一気に様子が変わったように思います。

今は、白黒フィルムなんか見つけるのが大変。
もっとも、今はカラーフィルムもマイナーになりましたね。


白黒の時代は、マニアックな人たちや、高校の写真部などでは、自分で焼くということがありました。
カラーの時代になって、それはむずかしくなりました。

プリント屋さんがたくさんできました。
ちょっとした商店などでも、プリントを仲介していました。
写真を撮るということが大衆化して、安値競争、スピードアップ競争が続きました。

今は家庭用プリンタで出力するので、商売あがったりですね。
せいぜいが、SDカードなどを持っていくわけですが、考えてみると、「普通の人が自分で操作する時代」になったのだとも言えますね。


私は若い時、仕事で印刷に写真を載せるようなことがありました。
そんなとき、白黒でないとダメと言われました。

白黒フィルムが入手しにくくなってからは、カラーフィルムを白黒で焼くなどという指定をしたこともあります。
ほんとうに、今は昔です。


写真のコストか高い時は、シャッターを押すこと自体、よーくねらってしました。
焼いた写真も、ていねいに整理し、アルバムに貼ったりしました。

昔のアルバムの写真は、サイズも小さい。
しかし、そこにとても思いがこもっているという気がします。
「卒業写真のあの人」も、白黒で優しい目をしていたはずです。
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by 50TEMPEST | 2011-05-15 19:39 | むかーし、あったんだどー

いつも通りであることの力

震災直後は・・・
テレビをつければ、被災地の映像と原発の映像ばかり。
コマーシャルはすべてAC。

まったく、それだけで気が滅入ったものです。
美しい景色だけ、ただ流してくれないものかと思いました。
こんな時こそ、芸人たちのたわいないやりとりがほしいと思いました、どうせ注意しては聞いていないのだから。

ポツポツと、番組が回復してきて、とりわけ「笑っていいとも」がまた始まった時には、ホッとしたものです。
ずっとあるものがないということが、何と心を乱すのだろうか。

9.11の時のニューヨーク市長は、市民の落ち込む様子を見て、コメディアンたちに、いつものように働けと言ったそうです。
自分も、あえて冗談を言ったそうです。

見識というべきでしょう。
笑いには、力があるのです。
そして、「いつも通りであること」には、もっと深い力があるのですね。

だから、エンターテインメントに携わる人は、自粛などする必要はないのです。
チャリティにばかりはしる必要はないのです。

自信を持って、いつもの通りにするのがいいのです。
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by 50TEMPEST | 2011-05-13 20:57 | 東日本大震災

お客様の喜びを共有するということ

相撲は、今無料で見せているんですね。
時間があって、好きな人にはチャンスかも。
8時に並べばいいのですから。

八百長防止に、あれこれ手を打っているそうです。
携帯電話を預ける。
支度部屋に見張りがつく。
ま、姿勢を見せるという意味ではいい。

現象面に、あれこれ手を打っているだけでは、いたちごっこになるだけです。
やる気になれば、どうでもできるのですから。

ルール的に対応すると、人は裏を見つけます。
それよりも、自律の意識を、力士たちにどうやって回復するかです。

まずは、あらためて誇りを持ってもらうこと。
これは、これまででも、かなりあるでしょう。
姿かたち、伝統が誇りだったはず。
そこからもう一度整えること。

次に、協会が力士から、「守ってくれる存在」という評価を獲得しなおすこと。
守ってくれるからこそ厳しいのだということです。
それには、皆でこうなっていこうという星を見せることです。

もうひとつ、お客様の喜びを共有すること。
お客様が喜んでくれたこと、感動してくれたこと、それが自分の存在意義なのです。
そのように共有できた人とできない人の違いが、今回の問題の本質であるように思います。
『もしドラ』の高校球児たちが、自分の顧客をマーケティングする、あの感覚こそ必要かもしれません。
ディズニーランドでは、お客様の手紙をキャストたちが共有するのです。

被災地がもう少し落ち着いたら、ボランティア巡業もいいでしょう。
慈善大相撲も、仙台あたりでやるべきでしょう。

遠出をしないまでも、人と接して声を聞いてほしい。
幼稚園にお餅をつきに来てくれるお相撲さんは、子供たちにとって神様なのですから。

相撲をとることによって、自分たちは何を提供しているのか、自己定義することです。
もしかしたら相撲は、他のどんなスポーツや興業よりも、もっともそれが容易な世界かもしれないと思います。
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by 50TEMPEST | 2011-05-12 11:39 | 見て聞いて考えた