先週、介護施設を2か所見学してきました。
どちらも、大手系の介護つき有料老人ホームです。
頭金としてまとまった額を入れたうえで、月々もけっこうな額を払う施設ですから、中も大変整っています。
特に片方は、私などにはとても入れないクラスです。
ホーム長さんは、期せずして、他の業界から来られた方でした。
そして、どちらもまだお若いのに、たいへん熱心で、見識をお持ちでした。
入居者は「お客様」であるという認識。
産業として成熟する必要があるということ。
経営の視点から、きちんと採算がとれるようにしなければならないこと。
期せずして、おふたりの関心がしっかり一致しているようにうかがわれました。
よく言われている通り、人を確保することについては、なかなかむずかしいようです。
大手にしてそうですから、規模が小さくなるにつれて、そのむずかしさは増すのでしょう。
キャリアカウンセラーとして、介護業界をお薦めするについて、実際の現場を見ておきたいという趣旨の催しでしたが、私としては、介護関係の方に研修を提供することが多いので、そちらの意味でも、とてもありがたい機会でした。
研修を受講される方たちが、実際のところどんな感じで仕事をして、どんなことに悩みを感じていらっしゃるか、実際の空気を吸ってみることで、ずいぶん実感が得られました。