震災直後は・・・
テレビをつければ、被災地の映像と原発の映像ばかり。
コマーシャルはすべてAC。
まったく、それだけで気が滅入ったものです。
美しい景色だけ、ただ流してくれないものかと思いました。
こんな時こそ、芸人たちのたわいないやりとりがほしいと思いました、どうせ注意しては聞いていないのだから。
ポツポツと、番組が回復してきて、とりわけ「笑っていいとも」がまた始まった時には、ホッとしたものです。
ずっとあるものがないということが、何と心を乱すのだろうか。
9.11の時のニューヨーク市長は、市民の落ち込む様子を見て、コメディアンたちに、いつものように働けと言ったそうです。
自分も、あえて冗談を言ったそうです。
見識というべきでしょう。
笑いには、力があるのです。
そして、「いつも通りであること」には、もっと深い力があるのですね。
だから、エンターテインメントに携わる人は、自粛などする必要はないのです。
チャリティにばかりはしる必要はないのです。
自信を持って、いつもの通りにするのがいいのです。