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ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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むかーし、あったんだどー 106 白黒写真

写真についての変化は、ほんとうに大きなものです。
昔は写真は白黒でした。
今はカラーですが、カラーフィルムの時代から、さらにカラーでデジタルの時代と、2段階移ったようです。


私がはじめて写真を撮ったのは、小学生の時、おもちゃのようなカメラをいただいたときです。
その後成長するにつれ、一眼レフにあこがれたものです。

しばらくの間、カラーフィルムは高いものでした。
ですから、カラーが出始めても、庶民はよほど何かでなければ、カラーなど使いませんでした。

しかし、あっという間にカラーが優勢になりました。
バカチョンといわれた、家庭用カメラの普及とともに、一気に様子が変わったように思います。

今は、白黒フィルムなんか見つけるのが大変。
もっとも、今はカラーフィルムもマイナーになりましたね。


白黒の時代は、マニアックな人たちや、高校の写真部などでは、自分で焼くということがありました。
カラーの時代になって、それはむずかしくなりました。

プリント屋さんがたくさんできました。
ちょっとした商店などでも、プリントを仲介していました。
写真を撮るということが大衆化して、安値競争、スピードアップ競争が続きました。

今は家庭用プリンタで出力するので、商売あがったりですね。
せいぜいが、SDカードなどを持っていくわけですが、考えてみると、「普通の人が自分で操作する時代」になったのだとも言えますね。


私は若い時、仕事で印刷に写真を載せるようなことがありました。
そんなとき、白黒でないとダメと言われました。

白黒フィルムが入手しにくくなってからは、カラーフィルムを白黒で焼くなどという指定をしたこともあります。
ほんとうに、今は昔です。


写真のコストか高い時は、シャッターを押すこと自体、よーくねらってしました。
焼いた写真も、ていねいに整理し、アルバムに貼ったりしました。

昔のアルバムの写真は、サイズも小さい。
しかし、そこにとても思いがこもっているという気がします。
「卒業写真のあの人」も、白黒で優しい目をしていたはずです。
by 50TEMPEST | 2011-05-15 19:39 | むかーし、あったんだどー