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ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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ビジネス文書遍歴

いわゆるビジネス文書というものを、ずいぶん書いてきました。

会社に入って新人時代は総務部でしたので、社内向け通達文をよく書きました。
前の控えを取り出して、原稿を書き、上司のチェックを受けました。
そんなアナログの時代です。しかし、このやり方が身につくのです。

会社名義で出すレターも時々作りました。
おかげで、文書というものの形式を覚えられたと思います。
慣れてくると型をふまえて考えるので、スイスイ作れました。

法務的な仕事の時期には、株主総会議事録など形式の決まった文書、事業報告書など目線の違う文書を作りました。

パンフレットを作る経験も何回か。
コピーライターの書いてきたものを、ガシガシ書きなおして、料金を値切ったことがあります。
思えば、我ながら嫌なやつですね。

しかし、自分にとっては、いい経験に。
その経験は、広報で役立ちました。
企業広告のコピーや、調子に乗って、ラジオCMの原稿まで書いたりしました。

そのころ、社内報を出すという話になり、その記者兼編集者もやりました。
書くことについては、社内でこわい物知らずという感じでした。


当時は、社内通達をはじめ、できるだけ簡潔に、それでいて情報は必要十分に、と考えていました。
しかし、異動で支社勤務になり、東京から流れてくる文書が十分な意味を伝えていないことに、愕然としました。

削ぎ落し過ぎると、まずいのです。
本社にいるだけで、周辺情報は何となくわかったのですが、そうしたものが地方では伝わらないのだ、と思いました。


その後、人事になって、制度や規定にかかわることが多くなると、書く文書ににもロジカルな法律的センスが求められます。
もともと法科出身ですから、そのあたりに違和感がなかったのは幸いでした。


人生後半はデジタル時代。
やりとりはすっかりメールになりました。
普通の会社員が、「拝啓、ますます・・・」というレターを書くなんてなくなりましたね。

ビジネス文書とは少し違いますが、ブログを書き始めてもう8年です。
書くことに、楽しみながら取り組んできたな、とあらためて思います。
by 50TEMPEST | 2011-06-21 12:20 | 仕事の記録