3日間(12/8,9,10)、心理相談専門講習を受講してきました。
これは厚生労働省「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に示された「心理相談担当者」を養成するためのものです。
1日目
健康確保総論Ⅰ(THPの考え方)
健康確保総論Ⅱ(THPの現状)
メンタルヘルスの基礎知識Ⅰ(産業ストレス)
メンタルヘルスの基礎知識Ⅱ(心身医学・産業精神医学)
2日目
メンタルヘルスケア技法(面接技法)
メンタルヘルスケア技法(グループダイナミクス)
メンタルヘルスケア技法(交流分析)
メンタルヘルスケア技法(リラクセーション技法)
3日目
企業における健康教育の実際
心理相談担当者の活動の実際(事例紹介)
心理相談担当者の活動の実際(事例研究・意見交換)
100人を超える大勢の受講者で、8割以上は女性(保健師さん、看護師さん、などなど)でした。
受けられる人の基準が決まっているのですが、この基準が曲者です。すでに何かの「資格」を持っていてその資格で来た人には、メンタル関係のことは初めてという人がいる一方、同じ「資格」者でも産業カウンセラーの人には「いまさら」の内容かもしれません。
私のようなヘルスリスナー研修を受けてきた者には、正直、上記はほとんど同じことの繰り返しでした。
また、1時間半単元で100人が相手では、実技よりは講義主体にならざるをえませんね(その制約の中で少しずつでも実技体験は入れてくれましたが)。これで物の役に立つのかな、というのが率直な印象。とはいえ、時間を倍にしたところで同じことでしょうし、何を何時間とカリキュラムが決まっているので、仕方がないのでしょう。
まあ何にもせよ、これで「心理相談員」を名乗れるようになりました。