社会に出ると、特に組織の中では、「これは違うんじゃないか」と感じることはよくあります。
そんな時、どうするか。
私のことを思い出してみます。
高校の時には、制服自由化運動をしました。
就職を決めるときは、歴史が浅くて、「できあがってない」と思える会社を選びました。
入ってみると、案の定、これは違うんじゃないか、ということはたくさんありました。
ただ、それを「よくする」べきであるなら、そうするのは自分の仕事だと考えていたと思います。
そんな考え方で暮らして、小さいことから色々やっていると、自分に力と信用がつくにつれ、大きなことに挑んで変えられるようになっていきました。
たとえば、広告をしないことを標榜していた会社だったのに、年間予算何億かで、企業広告を出すようにしました。
そんな考え方をするようになったのは、いわゆる全共闘世代、社会に出ては団塊の世代となった少し前の先輩たちがいたからです。
彼らが、世の中にモノ申すのを見て、扉は押せば開くかもしれないと思うようになりました。もちろん、すべて簡単に開くわけではありませんが。
ただ、押そうと思うかどうか、この一点は大きい。
押してダメでも、タイミングをみたり、方法を変えたりすればよいのです。
動かないと感じた扉が、後になって、案外簡単に開くなどということもありました。
考えてみると、これは皆、私の「思い込み」なのです。
物事は変えられると思ったこと、変えるのが自分の仕事だと思ったこと。
あなたは、なぜ扉は開かないと思ってしまうのですか。
まずは懸命に押してみることから始めませんか。