呼吸法を教わって最初の驚きは、呼吸は「吐いて吸う」のであって、「吸って吐く」のではないということです。ヨガをはじめ、私の知るいくつかの呼吸法は、すべてそうでした。
身体の悪い物を吐き出して、新鮮な空気を入れるということです。しっかり吐き出せば、人間の身体というものは自然に空気が入ってくるのだとも教わりました。
さまざまな呼吸法に共通ということは、何か通じているものがあるのかもしれません。それまで「吸って吐いて」と学校の体操で教わったのは何だったんだろうと思います。ヨーロッパではそう考えるのでしょうか。
ただ教わらなくても「吸って吐いて」のほうに慣れてしまっているようにも思えます。つい酸素を吸いたくなるからかもしれません。しかし、それでは呼吸が浅くなりがちに思えます。
ところで、妹尾榮聖さんのメルマガに、
>人間関係をうまくいかそうと思うなら、まずは、与えることから・・・。
>呼吸法の秘訣は、その字の通り、まずは、吐くことから・・・。
>そして、共感は、まず、相手の立場に立つことから、始まります。
というくだりがありました。
なるほどそういえば、Give & Take という言葉も、Give つまり出すほうが先です。
呼吸が人間になくてはならないものであるように、コミュニケーションも不可欠なもの。とすれば、この「出すほうが先」ということは、人間にとってとても大事な「原則」なのかもしれませんね。
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