落語協会の会長に鈴々舎馬風(れいれいしゃ・ばふう)師匠がなったそうです。
馬風師匠といえば、前名の柳家かゑるの時代から、「会長への道」という漫談ネタで人気です。自分より上の人を順にまないたにのせて、「あいつは○○だから」と難癖をつけ、自分のほうが近道にいると言っていくのです。
正直なことを言えば、私のように六代目円生、八代目正蔵、五代目小さん、といった人たちで育った者は、首を傾げたくなります。しかしまあ、会長になることが芸人としてゴールではないし、会長は名人がなるべきものというわけでもないでしょう。いわば政治家として馬風師匠が実力を発揮すればよいことです。
それより、おもしろく思うのは、願えばかなうのだな、ということです。
はじめから本気だったかどうかは知りませんが、「会長になるんだ」と、ネタとはいえ毎日言っていれば実現してしまうのだ、と見ることもできるのです。潜在意識の力は、ことほどさように大きいのかもしれませんね。
Excite エキサイト : 社会ニュース <落語協会>新会長に鈴々舎馬風 三遊亭圓歌会長は最高顧問
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