ゆめ芝居 それがしの申しますことひと通り・・・

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森麻季さんが「トップランナー」に

きのうのNHK-TV「トップランナー」は、森麻季さんでした。

今私にとって、ソプラノといえば、まず森麻季さんなのです。贔屓目かもしれませんが、彼女の魅力が引き出された番組だったと思います。

その小さな身体と声という、クラシック歌手に対する、まあ定番の質問がありました。
これに対して、「おなかから声帯へのポンプ」という表現で説明されたとき、私は、「おや、比喩のうまい人なんだな」と感じました。

その予感は後で証明されました。
場を得られずに模索している頃の思いを、彼女は「行き先のわからない満員電車に乗っているような気持ちでいた」と表現しました。

ある道を選んで歩いてきたはずだけれど先の見えない感じ、自分のまわりを似たような人がたくさんとりまき、でも互いにつながってはいない感じ、そんな疎外感をなんとしっくり表現していたことでしょう。

思えば、クラシック歌手の人たちは、みんなそんな感じを持ちながら、なかなか報われずにがんばってるのですね。

ドミンゴのコンクールでの、彼の人柄を示すエピソード、
9.11直後に、不穏な空気の中で行われた公演での観客との交流、
などなど、感動的な話もたくさん聞けました。

「ああ、このまま終点に着かずに終わっちゃうのかなと思うこともありましたけど、…。
私は、たとえ数は少なくても、自分の歌を聞いてくれる人たちのために、心に響く歌を歌っていこうと…」
彼女は自分と対話するように語りました。光る涙が印象的でした。

 森麻季さん特集
 森 麻季さん@トップランナー

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by 50TEMPEST | 2006-09-18 12:27 | 見て聞いて考えた