K先生との年金の話から発展して、興味深い説をうかがった。
K先生はこれからは大家族スタイルが望ましいというご意見だ。
(要旨)
いろいろ起こる痛ましい事件は、核家族化が遠因だ。
若い親の仕事、とりわけ子育てには経験のないことが多い。
困ったとき、家族がそばにいれば、経験を生かして教えてもらえるし、気持ちの面で支えてももらえる。
今は隣近所のつきあいもないから、家族以外のまわりから支えてもらえることもなかったりする。
そうして、若い親がストレスに耐えかね、子供にあたるようなことが起きるのだ。
たしかに、プラスの脚本を持たないままに問題にぶつかってしまうことはありそうだ。
自分がこれに付け加えるとすれば、
・身近な者の衰弱と死を見ないで育つこと
・成長過程で健全なコミュニケーションが不足することによって、親自身のストレス耐性
が低下していること
K先生は、息子さんを近所のマンションに住まわせておき、将来はご自身のお住まい(一戸建)と入れ替わって住むおつもりとのこと。昔流の大家族はむずかしいとしても、工夫次第で何か対策はあるものだと思えた。