写経をやってみました。
することは簡単。下敷きに般若心経が印刷してあって、筆ペンでトレースするのです。
はじめのうちは、色々雑念が浮かびました。
そのうち、中盤あたりからは、何も考えずに書いている自分に気づきました。
一度目は約40分で書いてしまいました。
最初は1時間くらいで書くのがいいらしいのですが。
上半身がこわばっているのを感じました。ずいぶん肩に力がはいっていたようです。
きれいに書こうという色気があります。
先生が「きれいに書くのではなく、ていねいになぞるんです」と教えてくれました。
二度目、息を整え、姿勢を正して、ゆっくり書き始めます。
今度は少し肩から力が抜けたようです。
こんな簡単なことでも、やってみて、自分について気づくことがあります。ちょっと不思議な感覚です。
今回は一種のリラクセーションとしての試みだったのですが、確かに、仕事や時間に追われているようなときこそ、こんなひとときを作るのは意味がありそうです。