5歳の時に引っ越したところは、同じ函館市内でも新興住宅地だったので、あちこちに「自然」がありました。
うれしかったのは、蝶々やトンボがたくさんいて、街中で育った私にさえ、簡単に捕まえられることでした。
近所には小さい沼なんかもありました。アメンボ、ゲンゴロウ、タニシなどの現物が見られました。
何よりも空き地がありました。ほったらかしですから、草むらになっています。退屈なときは、空き地に行けば、誰かがいます。
子供たちが何人か集まると、たいていは野球(ソフトボール)です。バットが危ないとか、飛んでくるボールが危ないとかは言われたことがありません。おかげで下手なりに野球が身につきました。
たった3人でソフトボールをやったことがあります。1人対2人です。キャッチャーなし。四球なし。三振は空振りのみ。
相手チーム(?)が一人のとき、さんざん粘って(いつまでも待球できますから)、私にしては珍しく大飛球をかっとばし、うらまれました。
会社に入って、野球なりソフトボールなりを一度もやったことがないという人がいて、驚きました。今、子供の身体に常識としてあるスポーツは、野球でしょうか、サッカーでしょうか。
遊具も何もない、ただ遊べるスペースとしての空き地。
私はそこからたくさんのものを得たようです。
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